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「あなたの冷え症は、ストレスが原因かも」――ハセ博士のヘルシー情報最前線(188)

2月に入ってやや寒さも緩んだような気がしますが、皆様は如何でしょうか?

さて、私達現代人が最も感じる冬の悩みは、「冷え症」なのだそうです。
その原因としては、運動不足と考える人が多いようですが、実際は心因ストレスとみられることが、学術団体「シトルリン代謝向上研究会」のアンケートから明らかになりました。

これは、東京、大阪在住の20~60代の男女1040人に対し、インターネットを通じて昨年12月に行った調査により明らかになったものです。

その調査結果によりますと、冬の悩みは、(1)冷え症(21・0%)、(2)肌の乾燥(19・9%)、(3)首・肩のこり(18・0%)でした。

そして、その悩みを感じる時間帯は、一般的には起床時と就寝時が多いのですが、男性では「仕事中」という人が約20・9%も占めていたそうです。

その一方で、男性の80・2%が特に冷え症とは思わないと回答していました。
しかし、このうち31・2%は「朝起きるのがつらい」「肩こりがひどい」など冷え症のチェック項目に3つ以上該当しており、実際は「冷え性予備軍」とみられるそうです。

冷え症の原因として考えられる調査結果の順位は、(1)運動不足(46・1%)、(2)ストレスが多い(31・7%)、(3)睡眠不足(30・3%)でした。

ところが、冷えを感じる状況を見ると、「仕事が忙しくストレスがたまっているとき」「長時間、同じ姿勢で仕事をしているとき」が多いことが分かりました。
また、「景気の先行きが不安だと感じるとき」という、このところの不況も影響しているようです。

今回の調査結果に対し、大阪大学石蔵准教授は「冷えは血液が滞ることで起こるが、日本人の場合、動脈硬化で血管が硬くなって血流が悪くなる人よりも、自律神経のバランスを崩すことで血管が収縮し、血流が悪くなっている人が多い。冷えはストレス過多のサイン。まずは冷えを自覚することが大切」と述べています。

ということですので、日ごろ「寒い」と感じている人は、ストレスが原因の可能性があります。

温かいお茶でも飲んで、リラックスすることが有効かもしれません。熱燗もよさそうですね……。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。現在は製薬企業で研究に従事している

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