そばがき 鴨きのこ汁
「そばがき 鴨きのこ汁」――アンチエイジング料理レシピ(133)
寒い季節は、血圧が気になる方も多いようです。昔から高血圧によい食べ物として知られているそばは、麺類の中でも特に、栄養価に優れています。
体内の糖質や、脂質をエネルギーに変えるビタミンB1、B2が豊富です。特に注目されているルチンはポリフェノールの一種で、かんきつ類の黄色い色素などとともに、ビタミンPの仲間ですが、他の食品からはなかなかとれない貴重な栄養素で、毛細血管壁を強くするほか、血圧を上昇させる成分の働きを弱めます。アンチエイジングのためには、積極的に食べたい食材ですね。
ルチンは水溶性なので、ゆでるときに溶け出す難点がありますが、そば粉を熱湯で練っただけのそばがきは、そばの栄養成分を丸ごといただけます。そばより素朴な味わいですが、鴨やきのこのうまみを生かしたつけ汁で召し上がるのも一興です。
<材料>2人分
そば粉 50g
熱湯 100ml
鴨肉 100g
ストレートめんつゆ 200ml
しめじ 1/2パック
しいたけ 3枚
細ねぎ 6本
<作り方>
(1)しめじは食べやすい量に分ける。しいたけはせん切りにする。細ねぎは小口切りにする。鴨は切れくらいにそぎ切りにする。
(2)鍋にめんつゆ、しめじ、しいたけを入れて煮る。仕上げに鴨を入れて、さっと火を通す。別の鍋に、熱湯を沸かし、そば粉を入れて、よく練り、そばがきを作る。
(3)丼を温め、一口大にしたそばがきを入れ、上から(2)のつゆを張り、細ねぎの小口切りを散らす。
(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)
※カロリー 1人分:210kcal
(料理製作時に材料を計量して算出した概算です。目安としてご利用ください)
この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします