「鶏肉のバルサミコ酢煮」――アンチエイジング料理レシピ（128)

寒い季節は肌の乾燥が気になります。しわの原因は、表皮の乾燥にもありますから、乾燥やかさつきを防ぐために、保湿クリームなどでのお手入れが欠かせません。また、年齢とともに、減少する真皮のコラーゲンや、エラスチンなどの肌に張りや弾力を与えている成分の原料となるたんぱく質を食事から補うことも、アンチエイジングのためのポイントです。

コラーゲンは、皮膚だけでなく、骨や関節、筋肉、血管を丈夫に保つ働きがあり、アンチエイジングに欠かせない成分といえます。コラーゲンもエラスチンもたんぱく質を原料に体内で生成されますが、そのときビタミンCが必要になりますから、たんぱく質と一緒に、ビタミンCが摂れるようにメニューを工夫しましょう。

鶏手羽肉など骨付きの肉は、煮込むと味がよくなるだけでなく、見ためのボリュームがあるので、ダイエット中でも満足感が得られます。軟骨や皮の部分にコラーゲンがたくさん含まれています。ビタミンCを摂取できるれんこんを組み合わせました。温かいご飯とお召し上がりください。

＜材料＞2人分
　鶏手羽元　　　　　　　　　　　　　６本
　れんこん　　　　　　 　　　　　　１００ｇ
　ブロッコリー　　　　　　　　　　　１/２株
　にんにく、しょうが　　　　　　　　各１片
　バルサミコ酢　　　　　　 　　　 　１/２カップ
　しょうゆ　　　　　　　　　　　　　１/２カップ
　水　　　　　　　　　　　　　　　　１/２カップ　
　砂糖　　　　　　　　　　　　　　　大さじ２
　みりん　　　　　　　　　　　　　　大さじ１
　赤唐辛子　　　　　　　　　　　　　１本　

＜作り方＞
(1)手羽元は熱湯でサッと茹で、ざるに上げる。れんこんは乱切りにして、酢水に５分くらい漬け、ざるに上げる。しょうがは薄切りにし、にんにくは包丁でつぶしておく。赤唐辛子はへたをとって種を抜いておく。ブロッコリーは色よくゆでる。
(2)ステンレスまたは、ほうろうの鍋に、バルサミコ酢、しょうゆ、水、砂糖を入れて煮立てたら、手羽元、れんこん、にんにく、しょうが、赤唐辛子を入れ、煮汁をかけながら、中火で２０分くらい煮込む。仕上げに、みりんを加え、照りがでるまで煮る。
(3)器に盛り、ブロッコリーを添える。

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子）

※カロリー　1人分：319kcal
（料理製作時に材料を計量して算出した概算です。目安としてご利用ください）