アンチエイジングニュース

「千草焼き」――アンチエイジング料理レシピ(119)

私たちの体を作っている細胞は、常に分解されては合成され、新陳代謝を繰り返していますが、この新陳代謝に必要なたんぱく質が、足りなかったり質が悪いと、免疫力が落ちたり、肌や髪の状態が悪くなったりします。

たんぱく質を構成するアミノ酸のうち、体内で合成されず、食事から摂らなくてはならない9種類を必須アミノ酸と呼び、このアミノ酸をバランスよく含んでいるたんぱく質を、良質なたんぱく質といっています。アンチエイジングのためには、毎日、適量の良質のたんぱく質を取ることが欠かせません。

良質のたんぱく質の1つ卵には、脂質や、ビタミン、ミネラルも豊富です。特に、卵黄に含まれる卵黄レシチンは、コレステロールを下げる働きや、脳を活性し記憶力をよくする働きがあると知られています。

完全食品に近い卵ですが、野菜と一緒に調理するとなお良いでしょう。ビタミンCや食物繊維を補うことができます。昔ながらの千草焼きは、具たくさんの卵焼きです。彩りも美しく、和風のやさしい味わいが魅力です。

材料 14cm×14cmの型1枚分(4人分)
 卵                 5個
 海老                4本
 帆立缶詰              1/2缶
 生椎茸               3枚
 三つ葉               1束
  砂糖               大さじ1
  みりん              小さじ1
  塩                小さじ1/2
  しょうゆ             小さじ1/2

作り方
(1)海老は背わたをとり1cm角くらいに切る。生椎茸は石ずきをとり、せん切りにする。三つ葉は洗って2cmくらいに切る。
(2)ボウルに卵を割りいれ、砂糖、みりん、塩、しょうゆを加え混ぜ合わせる。14cm角の型に、(1)の海老、椎茸、三つ葉と、缶詰の帆立を、まんべんなく並べて、卵液を流しいれる。
(3)170℃に熱したオーブンで、20~25分くらい焼く。焼きあがったら、荒熱を取り、型から取り出して、適当な大きさに切り器に盛る。
 ※オーブンがない場合は、フライパンに油少々を入れ流し込み、弱火で20分位焼いてもよい。

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)

※カロリー 1人分:165kcal
(料理製作時に材料を計量して算出した概算です。目安としてご利用ください)

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