アンチエイジングニュース

ごぼうのポタージュ」――アンチエイジング料理レシピ(114)

体の中に有害物質がたまると、体や肌にいろいろな不調が現れます。食品の残留農薬や、有害ミネラルなど、有害物質の種類が増えている現代では、私達が本来持っているデトックス(解毒)機能を活性化する食生活が求められています。有害物質の排出に有効なデトックス食材を毎日の食卓に載せて、肝臓や腸を元気にしていきたいものです。

腸をきれいにするためには、食物繊維とビタミンをたっぷり補充すると良いでしょう。とくにお勧めなのがごぼうです。ごぼうには、水溶性食物繊維のイヌリンや、ペクチン、不溶性食物繊維のセルロースリグニンの両方が含まれていて、中でもリグニンは、腸の活動を活発にし、がんの予防にも役立ちます。

ごぼうのチャウダーは、たっぷりのごぼうをおいしくいただけるバター風味のデトックスメニューです。ごぼうを刻んだ調理法は、リグニンを発生させるのに効果的です。また、乳製品の良質なたんぱく質は、疲れた肝臓の再生、修復に役立ちますが、和食と組み合わせた献立を立てにくいものです。しかし、このメニューは、和の食材のごぼうと合わせることにより、和食と組み合わせても違和感がありません。

ごぼうのポタージュ

材料 2人分

 ごぼう  1本
 玉ねぎ  1/2個
 バター  大さじ1
 コンソメ(顆粒)  小さじ1
 牛乳  300ml
 生クリーム  50ml
 塩  小さじ1
 こしょう、万能ねぎのみじん切り  少々

作り方
(1)ごぼうは皮を薄くそぎ、1cmくらいの色紙切りにし、5分くらい水にさらす。玉ねぎは、たてに薄切りにする。鍋にバターを入れ、玉ねぎ、ごぼうを炒め、ひたひたの水とコンソメ顆粒を加え、ごぼうがや柔らかくなるまで煮る。
(2)(1)で煮たものを、ミキサーにかけクリーム状にする。それを鍋に戻し、牛乳を加えてから火にかけ、塩、こしょうして味を整え、器に盛る。仕上げに小口切りの万能ねぎをふる。 

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)2008

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