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スパにまつわるエトセトラ

*** No.3 おうちでも手軽にできるスパ体験 ***

暦の上では「立春」を過ぎましたが、まだまだ寒さが続きます。先日は東京も雪が積もり、雪景色を見ることができました。「寒い冬は、暖かいお部屋の中でのんびりと」なんて考えてしまいます。スパに出かけて、お風呂とトリートメントを楽しむことも心や身体を元気にしてくれますが、休みが取れずになかなか行けません。
前回は、心と身体をほっこりさせてくれる温泉のお話をしましたが、スパに行けなくとも、気分だけは楽しみましょう。おうちでも手軽にスパ体験ができる方法をご紹介します。

そんなとっておきの方法はバスタイムを極めること。お風呂に入ることで、4つの効果が得られます。
まず一つは「温熱効果」。身体が温まって血液循環が良くなります。リンパ液の流れも活発になりますから、体の中の老廃物を排出しやすくなるデトックス効果も。
2つ目が「浮力効果」。浮力によって身体が軽くなります。関節や筋肉の緊張をほぐしてくれます。
続いて「水圧効果」。水の圧力でマッサージ効果が得られ、血液やリンパの流れもよくなります。
最後に「心理効果」。お風呂に入るとリラックスするのは皆さん経験済みだと思います。これは適温のお湯に浸かることで、心や身体を休める副交感神経が優位になるからなのです。

さまざまな入浴法を試してみることも、バスタイムの楽しみのひとつです。
そのいくつかを紹介します。
全身浴」…たっぷりのお湯に肩、首までしっかりと浸かります。身体全体に水圧がかかるため、内臓の血液循環がとても活発になります。ただし、心臓や肺にも負担が大きくなりますから注意は必要です。
半身浴」…みぞおち辺りまでお湯に浸かります。下半身にかかる圧力で、内臓の働きが活発になり、滞っていた血液が早く心臓に戻され、全身をめぐります。心臓や肺に負担をかけずに身体の芯から温まるまでゆっくりはいれます。
足浴」…足首、膝下くらいまで浸かる方法です。洗面器やバケツに少し熱めのお湯を入れて、椅子に腰掛けながら楽しみましょう。ぬるくなったらお湯を足します。足がむくんでいるときなどには効果的。
手浴」…洗面器に熱めのお湯を張り、指先から手首までを浸けます。首や肩、腕のこりや緊張を緩めてくれます。洗面器からの蒸気を吸い込めますので、のどの不調なども楽になります。

また、入浴剤を工夫してみるのもおうちスパならではの楽しみ方です。いま、塩やゲルマニウムが入ったものなどいろいろな入浴剤が売られています。また香りも一緒に楽しみたいなら、エッセンシャルオイルもいいでしょう。

お風呂を上手に利用して素敵なスパ体験タイムを過ごしましょう。
そして、休みがとれたならスパに出かけましょう。スパではバスタイムの後に至極のトリートメントが待っています。

旅先のお風呂もまた格別

スパ&トリートメント編集主幹 上野靖

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