「かぼちゃのプリン」――アンチエイジング料理レシピ（112）

関東地方に雪が振りましたね。スキーやスノーボードを楽しむため雪山に出かける方も多いのではないでしょうか。高い山に登るほど太陽に近づきますから紫外線をより多く浴びることになります。また、積もった雪が紫外線を反射しますから、私たちは上と下からの紫外線を浴びることになります。

肌はメラニンを作って細胞を守りますが、年齢とともに、表皮細胞のターンオーバーが遅くなり、メラニンの排出が遅くなってしみが増えていきます。

紫外線を浴びた肌の回復にはビタミンCが良いと知られていますが、ビタミンEもしみ予防に効果を発揮します。ビタミンEは、毛細血管を広げて血行を促し、肌の新陳代謝を良くし、メラニンの排出をスムーズにします。もう一方のビタミンCは、メラニンの生成を抑え、できてしまったメラニンの色を薄くする働きがあります。この２つの栄養素の相乗効果でより効果的に紫外線を浴びた肌の回復を助けます。

ビタミンC、ビタミンEが豊富なかぼちゃを、牛乳や卵も使ってプリンすると、良質なたんぱく質とビタミンCがコラーゲンの生成を助け、肌のつやや、ハリをとりもどすアンチエイジングメニューになります。

デザートとしてはカロリーが高いので、召し上がるときは、主食を少し減らしていただくのがいいですね。

材料　4個分

作り方
(1)かぼちゃは皮とわたを除いて１口大に切り、電子レンジにかけ柔らかくする。
(2)かぼちゃは飾り用を少し取り分けて、残りはボールに入れ、泡だて器でつぶし、グラニュー糖を入れてよくつぶす。
(3)つぶしたかぼちゃに、ときほぐした全卵と卵黄を加えさらに良く混ぜ、温めた牛乳を加えなめらかにしたら、別のボールに濾す。
(4)テフロン加工のフライパンにグラニュー糖と少々の水を入れ火にかける。濃い目のきつね色になったら、火からおろして残りの水を加え、カラメルを作る。
(5)耐熱容器に(3)の卵液を入れる。天板に湯をはったオーブンで、１８０℃、３０分くらい蒸し焼きする。
(6)蒸して刻んだかぼちゃとカラメルを上に飾る。冷たく冷やしてもおいしい。

（コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子）