いさきの木の芽田楽
「いさきの木の芽田楽」――アンチエイジング料理レシピ(106)
梅雨の頃のいさきは、身によく脂肪が乗っていておいしいといわれています。脂肪の乗った旬の魚は、アンチエイジング食材として欠かせませんから、毎日の食卓に一回は魚料理をとりいれましょう。特に、一匹で食べられる魚は、栄養的なバランスがいいといわれています。魚の下処理が苦手の方は魚屋さんを大いに利用しましょう。
旬のいさきに多いEPAや、DHAなどの脂肪酸は、血栓を溶かし血液をサラサラにする効果や、脳の機能を活性化する働きが期待できます。また、DHAや、EPAは体内で酸化されやすいので、抗酸化作用のある緑黄色野菜や、ビタミンEの多いごまなどと摂るのが効果的です。嬉しいことに、いさきには、ビタミンEや、ビタミンDも多くまれています。
いさきの木の芽田楽は、味噌のこうばしさと木の芽の香りが食欲を誘う、梅雨の季節に特にお勧めの焼き物です。甘みの勝った味噌味とごまのコクで、魚を食べつけない人でもおいしくいただけるでしょう。
材料2人分
いさき(3枚におろしたもの) | 2枚 |
酒 | 少々 |
しょうゆ | 小さじ1 |
みりん | 小さじ1 |
木の芽味噌 | |
味噌 | 大さじ1 |
柚子の絞り汁 | 60ml |
砂糖 | 大さじ1 |
すりごま | 小さじ1 |
木の芽 | 適宜 |
しし唐、みょうが | 適宜 |
作り方
(1)いさきは三枚におろした物を求め、骨を丁寧に抜き取り、酒、みりん、しょうゆで下味をつけておく。ボールに味噌と砂糖をあわせよく混ぜてから、軽く電子レンジにかけ柔らかくする。さめたら、刻んだ木の芽をまぜ木の芽味噌を作る。
(2)いさきの汁気をふき取り、焦がさないように強火で両面を焼く。
(3)耐熱皿に(2)のいさきを皮を下にして入れ、上に木の芽味噌をたっぷりと塗る。
(4)オーブントースターの上火を利かせ、味噌の表面が固まって少し焼き色が付くくらいまで焼く。皿に盛り、しし唐とみょうがを付け合わせる。
(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)
※カロリー 1人分:154kcal
(料理製作時に材料を計量して算出した概算です。目安としてご利用ください)
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