アンチエイジングニュース

「若竹煮」――アンチエイジング料理レシピ(95)

 アンチエイジングのために腸を若々しく保つには、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが大切です。悪玉菌が優勢になる原因の1つに加齢があります。免疫力を強化する善玉菌が減少すると、アンモニア、アミン、スカトールや、インドールといった有害物質が生成され内蔵にも負担がかかります。

 不溶性食物繊維や水溶性食物繊維は、善玉菌のえさになるほか、悪玉菌が生成した有害物質を吸着して排出する効果もあります。さらに便秘を改善する働きもあります。

 また、わかめに含まれる水溶性食物繊維アルギン酸は、血液中のナトリウムを吸着して排出し、血圧を下げる効果もあります。

 毎日の食事にこれらのデトックス食材を積極的に摂ることで、腸の老化は緩やかに食い止めることができ、からだの変化を実感につながります。

 春の食材、たけのことわかめを組み合わせた若竹煮は食物繊維をたっぷり取れるアンチエイジングメニューです。かつおだしの匂いには、こころを落ち着かせる効果がありますから、たっぷり使ってだしを効かせた、薄味に仕上げてください。

材料2人分

 新たけのこ(茹でたもの)  1/2本
 新わかめ  80g
 だし汁  300ml
 酒  小さじ2
 砂糖  小さじ2
 しょうゆ  大さじ1/2
 塩  少々
 木の芽  適宜

  
作り方
(1)たけのこは横に半分に切り、穂先はたてに4等分にする。胴の部分は1cm厚さの半月切りにする。わかめはさっと水洗いして、食べやすい大きさに切る。
(2)鍋にだし汁を入れて煮立て、酒、砂糖、しょうゆ、塩を加えて中に(1)のたけのこを入れ、味がしみたら、わかめも加えて2~3分煮る。
(3)器にたけのことわかめを盛り付け、両手に挟んで、パンとたたいて香りを出した木の芽を天盛りする。

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)

※総カロリー 77kcal
(料理製作時に材料を計量して算出した概算です。目安としてご利用ください)

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