エステティックや化粧品、スパ、ウェルネス、ネイル、ダイエットなど「美」をビジネスとする企業が集結する国際展示会「ビューティーワールドジャパン」が、メサゴ・メッセフランクフルトの主催で、5月7日（月）から東京・江東区有明の東京ビックサイトで開催中だ。

　このビューティーワールドジャパンは、今回で10周年を迎えた。主催者によると今年は日本や韓国、タイ、台湾、中国、パキスタン、イタリア、フランス、アメリカなど23ヵ国の地域から706社が出展し、昨年より展示スペースを大幅に拡大。過去最大規模とのことだ。

　展示会場では、エステティックサロンやスパなどに向けた最新美容機器のデモンストレーションが行なわれ、展示ブースによっては体験もできる。昨年の当イベントで多数の企業が展示していた岩盤浴機器の数はやや減り、「ぶるぶるマシーン」と呼ばれる振動して体を鍛える機器展示が多かった。また、肌診断機で肌の状態を測定し、その顧客に合った美容液を提案するシステムや、口腔粘膜を採取して遺伝子を調べ、洋ナシ型、リンゴ型、バナナ型の3つの体質に合ったサプリを提案するダイエットプログラムなど、一人ひとりの顧客ニーズに添うことを目指した商材を診断システムとセットにして訴求する企業が増えてきたように思える。

　そのほか、ラジオ波（RF）により脂肪燃焼促進を目指す機器のデモンストレーションが注目を集める。顧客に持ってもらう対極棒を体に貼り付ける対極板にしてより安全性を訴える機器や、LD素子とカッピング、吸引マッサージにRF波を組み合わせた痩身プログラムの提案が行なわれている。

　開催期間は5月9日（水）まで。なお、10月22日（月）～24日（水）まで大阪のインテックス大阪でも開催される予定だ。
（AAN・WEB編集部　松本理恵）