アンチエイジングニュース

「ミネストローネ」――アンチエイジング料理レシピ(83)

 アンチエイジングのキーワードの一つが、抗酸化力です。トマトの赤い色に含まれるリコピンは、カロチノイドの一つで他の色素に比べて、抗酸化力が強く、からだにとどまって活性酸素と戦ってくれることがわかってきていますから、毎日食べることが大切です。

 私たち日本人は、トマトを料理に使うことにあまり慣れていませんが、地中海地方の国々では、トマトを使った料理も多く、がん予防に効果を上げています。リコピンは、加熱してもその効果が変わらないので、生のトマトだけでなく水煮缶を利用してもリコピンを摂取できます。冬のこの季節にはスープなどを作るとき水煮缶を利用すると手軽です。

 玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、セロリと家庭に常備されている野菜や、旬のあさりを組み合わせたミネストローネは、いつ食べてもあきないおいしさです。朝食にいただくと、からだが暖まり、また、一日に必要な野菜300gも簡単に取れるので、昼食に外食が多い方の野菜不足も解消できます。

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)

材料2人分

 あさり(殻つき)  1パック(300g)
  にんにく、白ワイン  適宜
 たまねぎ  1/2個
 にんじん  1/2本
  じゃがいも  1個
 セロリ  1/3本
  トマト水煮缶  1/2缶
  エクストラバージンオリーブオイル  大さじ1
 スープ(水+固形スープの素1個)  3カップ
 塩、こしょう、パセリ  少々

作り方
(1)あさりは、洗って鍋に入れ、にんにく、白ワインを加えて酒蒸しにする。あさりの口が開いたら、身を取り出し、蒸し汁は濾しておく。野菜は、1・5cm角くらいに切り揃える。トマト水煮は、荒みじんにする。
(2)鍋にEXVオリーブオイルを入れ、火にかけて(1)の野菜を炒め、スープと水煮のトマトを汁ごと加え、柔らかくるまで煮る。(1)のあさりと蒸し汁も加えて、塩、こしょうで味を整える。スープ皿に盛り、パセリのみじん切りを振る。

※総カロリー 1人分:208kcal
(料理製作時に材料を計量して算出した概算です。目安としてご利用ください)

  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧