アンチエイジングニュース

 東京・世田谷の住居型有料老人ホームバーリントンハウス馬事公苑で、10月26日、NPO法人アンチエイジングネットワークの塩谷信幸理事長が講演『アンチエイジングの総括』を行なった。

 今回のセミナーに参加したのは、バーリントンハウス馬事公苑の入居者を中心とした高齢者。

 高齢者のQOL(クオリティ オブ ライフ)で大事なのは、生きがいをもつこと。それでは、高齢者の生きがいとは何かというと、人に必要とされていること。ただし、年下の人たちに高圧的な態度で接し、逆に迷惑にならないように気をつけること。そのためには、人に必要とされたり、人のためになる状況に自分をもっていく必要があると語る。

 高齢者がGNPやGDPに貢献できるような社会体制の整備も重要だが、まずは高齢者自らが新しいことを学び習得していく姿勢も必要と語り、塩谷理事長は年下の人からパワーポイントによる資料作成を学び、自分でスライドを作成していること、プログを毎日更新していることを例に挙げた。

 高齢者が年下の人たちへどのように接するかは、その人その人の価値観があるので、今回の話は選択肢のひとつとして捉えて欲しいと、年齢を重ねてきたセミナー参加者を尊重する言葉でセミナーは終了した。(AANウェブ編集部・松本理恵)

  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧