鶏の赤ワイン煮
涼しくなると、少し凝ったお料理もしてみたくなります。鶏肉をたっぷりの赤ワインで煮込み、たっぷりのきのこを添えたこのお料理は、レストランのメニューによくありますが、本来は田舎風家庭料理で、フランスではよく家庭の食卓に登場するそうです。
家庭で長く愛されるメニューは、健康にも良い食材の組合せが多いようです。スポーツなどで体力を使った後は、疲労回復に役立つ必須アミノ酸をバランスよく含む肉を食べるとよいでしょう。特に骨付きもも肉に含まれるコラーゲンは、皮膚や髪の健康に効果があります。さらに鶏肉に特に多く含まれるパントテン酸は、糖質や脂質の代謝を助け免疫力を高めてくれます。
抗酸化力のある赤ワインのポリフェノールや、血液の流れをよくするきのこの食物繊維もとれるこの季節ならではのアンチエイジングメニューです。自宅で何度も作って我が家の味のひとつに加えてはいかがですか。(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)
材料(4人分)
鶏肉(骨付きもも肉) | 500g |
赤ワイン | 1/2本 |
玉ねぎ | 1/2個 |
にんじん | 1/2本 |
オリーブオイル、バター | 各大さじ1 |
ブーケガルニ(セロリ、パセリの茎、ベイリーフ、タイム) | |
マッシュルーム、マイタケ、しめじ、エリンギ | 適量 |
塩、こしょう、チャイブ |
作り方
(1) 鶏肉は、5切れくらいの大きさに切る。強めに塩、こしょうをする。たまねぎ、にんじんは、厚めの輪切りにする。セロリにパセリ、ベイリーフ、タイムをはさみ、紐で括り、ブーケガルニを作る。
(2) フライパンを熱し、オリーブオイルを入れて、鶏肉を皮目からいれて、きれいなきつね色に焼く。両面焼いてから、煮込み鍋に移す。
(3) 残りの油で、①の玉ねぎ、にんじんを軽く炒め、赤ワインを注ぎ入れフライパンの焼き目をワインにうつして、②の煮込み鍋に加え、弱火で30分くらい煮込む。
(4) 煮汁が半分くらいになったら、鶏を取り出し、玉ねぎ、にんじんも取り出して、煮汁だけを煮詰めてソースを作る。
(5) (2)のフライパンにバターを熱しきのこ類を炒め、塩、こしょうして(4)の鍋に入れる。鶏も加えひと煮したら、皿に盛って、みじん切りのチャイブをふる。
この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします