うなぎとほうれん草のミモザあえ
桜の季節が過ぎると、花粉症に悩まされる方も多いようです。全身の皮膚や粘膜を健康に保つのがビタミンAで、免疫力の強化に欠かせません。
ビタミンAには、ほうれん草などの緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンとうなぎなどの動物性食品に含まれるレチノールがあります。
レチノールはそのままビタミンAとして働きますが、β-カロテンは、体の中で必要なだけビタミンAに変わる性質があります。過剰摂取に気をつけたいビタミンですが、食事から取る限り、心配は少ないようです。
また、うなぎには美肌をつくるコラーゲンも豊富です。彩りも美しいミモザあえは、ほうれん草やうなぎ、卵の組み合わせで、粘膜を強くするビタミンAや免疫システムを正常に保つのに役立つビタミンB群も一緒に取れる、お勧めメニューです。(管理栄養士・石井多津子)
材料(2人分)
うなぎの蒲焼き 1串(100グラム)
ほうれん草 2分の1束
しょうゆ 少々
卵 1個
砂糖 小さじ2
蒲焼きのたれ 適宜
山椒の実の佃煮 少々
作り方
(1)うなぎはラップをかけて電子レンジで1分ほど加熱し、縦半分にして、2センチ幅に切る
(2)ほうれん草は熱湯で色よくゆで、水にとってから水けを絞り、4センチの長さに切って、しょうゆ少々で、下味をつけておく
(3)卵をとき、砂糖を加えてよくあわせ、テフロン加工のフライパンに入れて火にかけ、4~5本の菜箸を使ってふんわりとした炒り卵を作る
(4)ボールにほうれん草とうなぎ、炒り卵をあわせ、味をみて、蒲焼きのたれで調味する。炒り卵は、飾り用に少し残しておく
(5)器に盛り付け、炒り卵、山椒の実を天盛りする
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