アンチエイジングQ&A

医師に肝班と診断を受け、トラネキサム酸とシナールを飲み始め、約5週間で若干改善してきています。それ以前は間違った知識でよかれと思ってやってきた事がありました。続けて良いか、やめた方がよいかを教えてください。 1.IPLをうけた。コースの残りがある。 2.通販でフォトフェイシャルの機械を購入して、使用していた。 3.ピーリング系の洗顔をしている。 4.ハイドロキノンの配合された洗顔石鹸を使用すること。 5.高濃度プラセンタの内服。

肝斑の原因ははっきりとは判っていませんが、妊娠時、閉経期、生理不順あるいは経口避妊薬投与を背景に濃くなるので、性ホルモンのバランスが原因と考えられています。紫外線が、肝斑出現の誘引になります。

1.肝斑に対するIPL治療に関してはさまざまな意見がありますが、640nm以下の波長の光をカットするフィルターをつけたハンドピースを用いて慎重に行えば、という条件付きで有効といえます。ただし、充分な経験のある医療施設で行ってください。

2.家庭用の美顔器は、良くも悪くもそれなりの効果とお考えになってよいでしょう。お使いになっても差し障りはありません。

3.日本の洗顔剤であれば、強いピーリング効果を持ってはいません。使用してもかまいません。ただしスクラブタイプの洗顔料も、ピーリングという用語を使用することがあるので気をつけてください。

4.洗顔石鹸に配合された程度のハイドロキノンでは、強い作用はないのではないでしょうか。ハイドロキノンは肝斑に有効ですが、高濃度の場合、ときに皮膚の炎症を誘発して肝斑が濃くなることがあるので注意を要します。

5.プラセンタの内服は肝斑に有効であるという医療施設もありますが、効果が無いという意見もあります。少なくとも、肝斑を悪化させることはないでしょう。

肝斑の程度、色素が濃くなる誘引や時期など、症状によってキメの細かい対応が必要です。肝斑の診断をしてくれた医師にも、お尋ねになってみてください。

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