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柴門ふみさんが語る愛と希望と恋のホルモンパッチ(3)ココロの動揺

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ココロの動揺

 コロコロ動くからココロなんだという俗説があるけれど、ココロの安定はビジネスパーソンに欠かせない。数多くの作品を生み出してきた漫画家・柴門ふみさんはきっとココロを安定させる名人に違いない。そう思って話を聞いてみたところ――。

――漫画家は肉体労働ではありますが、頭脳労働でもあります。精神面の安定が非常に重要だと思うのですが、いかがですか。

 確かに精神的な動揺があると仕事に差し障りが出ます。ところが実際は家族のことで毎日毎日動揺しています(笑)。
 子供が小さいころは毎日怒っていました。もちろんそれは後々まで引きずるものではありませんが、その時その時はココロの動揺があるんです。
 取材を受ける時はココロが緊張します。緊張の後に疲労が来るんです。ですので、スケジュールに余裕がある時に人に会う仕事をまとめて入れるようにしています。
 絵を描いている時は人に会わないので、取材の申し込みがあれば「今描いている仕事が終わるのが半月先だからその時なら」という感じでお応えします。
 人に会うのと絵を描くのとでは使う神経が違うんです。

――アシスタントさんの存在は気にならないんですね。

 アシスタントが来るのは絵の仕上げの時で、月に1週間くらいです。絵を描く時は人がいてもいいんですが、頭を使っている時は人がいると駄目なんです。

――ところで家族について動揺というのはどういうことですか。

 一番大変なのは家族の病気です。2年ほど前に主人の父が入退院した時は、何度も危篤に陥って、そのたびに大変心配しました。それに、子供が交通事故に遭ったり試験に落ちたりした時はココロの動揺が大変でしたよ(笑)。

――仕事上の動揺はありませんか。

 仕事で動揺することはありません。仕事の場合、責任は自分に戻ってくるので、動揺というようなことにはなりません。

――ご主人(漫画家・弘兼憲史さん)もお忙しいですよね。

 夜中帰宅して、朝の数十分話をしてまた出て行くという忙しさです。

――最新作「小早川伸木の恋」の妙子は夫がそばにいないと精神的に不安定になるタイプですが、柴門さんはそういうタイプではないんですね。

 私は逆に誰かがずっとそばにいると駄目かもしれない。一人が好きなんです。邪魔されるのが嫌なんですね。私の場合、干渉する旦那だったら駄目だったでしょうね。

――ご主人がこの仕事場に遊びに来る程度ならいいでしょう。

 駄目です。

――私はてっきり机を並べて仕事をしているのかと思っていました。

 そんな八百屋の夫婦みたいな(笑)。

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