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 生活習慣病の源である肥満や高コレステロール体質を是正するには、体内に蓄積する脂肪、特に飽和脂肪の摂取を抑えるのがよいとされています。

 今回、低脂肪食に加えて、野菜と果物、豆類、全粒穀類を同時に取ると、その改善効果がさらに高まるという話題です。

 これは、米スタンフォード大学Christopher D. Gardner氏らが、米国内科誌(Annals of Internal Medicine, 2005, May, 3)に報告したものです(論文タイトル:The Effect of a Plant-Based Diet on Plasma Lipids in Hypercholesterolemic Adults)。

 米国の食生活指針によると、「脂肪量を総エネルギー摂取量の30パーセント以下、飽和脂肪の摂取量も総エネルギーの10パーセント以下」が推奨されています。米国心臓学会が血中コレステロール値を下げるために推奨している「ステップ1ダイエット」も同様の内容となっています。

 そこで、研究者らは「ステップ1ダイエット」が勧める、野菜と果物、豆類、全粒穀物をより多く取る低脂肪プラス食を120人の被験者を対象に、4週間継続して血中脂質量の変化を調べました。

 その結果、4週後には血中総コレステロール量は低脂肪群で平均0.24mmol/L低下し、低脂肪プラス群では0.46mmol/L下がったそうです。また、LDLコレステロールも、それぞれ0.18mmol/L、.36mmol/L減少していました。

 この結果から、飽和脂肪酸とコレステロールの摂取を減らすだけでなく、栄養密度の高い植物性の食物を多く取ることで、総コレステロールとLDLコレステロール低下効果が高まるとしています。特に、大豆と食物繊維、ニンニク、植物ステロールなどの摂取が重要だそうです。

 皆様、低脂肪食の際には、これらも同時に取ってみてはいかがですか。

ハセ博士=薬学博士。国立大学薬学部や米国の州立大学医学部などで研究・教官歴がある。現在、製薬企業で研究に従事している

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