アンチエイジングニュース

 女性のお尻や太ももなどにできやすい「肌の表面がオレンジの皮のようにでこぼこしている状態」を「セルライト」といいます。このセルライトをケアすると最近話題になっているのが「エンダモロジー」という施術です。今回は、エンダモロジー施術を行う機器「cellu m6 keymodule S」の輸入発売元であるリツビで、エンダモロジーについて伺いました。

皮膚のでこぼこセルライト

 そもそも「セルライト」とはどういうものなのでしょうか。

 カラダの冷えやむくみなどにより皮下組織の血行不良が起きると、脂肪細胞に老廃物や水分が結合した塊が、太っている人・やせている人を問わず、できます。この塊が肥大して皮膚を押し上げるため、皮膚の表面はオレンジの皮のようにデコボコに変形してしまいます。このデコボコが「セルライト」です。セルライトはリンパも押してしまうため、リンパの流れが滞り、脂肪を燃やすためのホルモンがカラダの隅々まで届きにくくなります。結果として代謝が悪くなり、肥満を招いてしまうのです。

 食事は食べ過ぎないよう注意して運動もしているのに、やせにくいと悩んでいる人が多いと聞きます。無理に摂食をするダイエットの経験がある人は、生命を維持するために必要なエネルギー量が少なくて済む“省エネ”体質になっており、少しのエネルギーで生きていける、つまり基礎代謝が低下している状態にあります。こうした人が食べる量を元通りにしてしまうと、カラダが必要なカロリー量をオーバーするので、当然ながら太ってしまいます。そして、再びダイエットを繰り返す悪循環に陥ってしまいます。このような人は、まず低下した基礎代謝を増やす必要があります。このような基礎代謝が低下した人にもエンダモロジーは有効なのだそうです。

 では、なぜエンダモロジーがセルライトやダイエットに効果があると言われているのでしょうか。

エンダモロジーで代謝アップ

エンダモロジー エンダモロジーとは、掃除機のような吸引機に2つのローラーが付いた機器を使い、カラダの上で滑らせながら肌を吸い込むことで血行を促す施術名です。もともとは傷あとをケアするために発明された施術ですが、セルライトを軽減する効果が認められたことから、米国FDA(食品医薬品局)から「セルライトと局部脂肪に効果がある」と認められました。

 吸引は皮膚を持ち上げるだけの補助作用で、ローラーが皮膚の形や厚さに合わせて動くことにより、もんだりほぐしたりといったケアを行ないます。リツビによると、エンダモロジーを行なうと、セルライトにより滞っていたリンパや血液の流れがスムーズになるため、新陳代謝が活発になり、脂肪が燃えやすいカラダにしていくのだそうです。しかも新陳代謝がよくなると、繊維芽細胞ではコラーゲンとエラスチンの生成が活発になり、皮膚にハリが出ます。さらに、施術前と施術後に水をたくさん飲むことで、流れが改善したリンパや血流を通じて、体内に蓄積させている余分な水分や老廃物が汗や尿となって体外に排出されるのだそうです。

 しかもうれしいことに、ダイエットを行なうと伸びた皮膚がシワシワになってしまいがちなのですが、エンダモロジーを行なうとコラーゲンとエラスチンの生成が行なわれるので生き生きとしたハリがある肌の状態に導きながらのダイエットが期待できるとのことです。

 実際にリツビにお願いしてエンダモロジーを体験してみました。(AANウェブ編集部・松本理恵)

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