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私の健康法:40年続けていること―幸田正孝AAN理事

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 私は厚生省(現在の厚生労働省)に長年勤務したので、疾病の予防が一番大事だということを若いころから認識していました。

 35歳ごろの私は太り気味でした。当時の身長は168センチ、体重が72キロもあったのです。循環器内科医だった義兄に「太りすぎだからやせたほうがいい」と言われたのをきっかけに、適正体重になるよう努力することにしました。

 体重を10キロ落とそうと決め、難行苦行の結果、4~5ヵ月で10キロ近くやせました。具体的には、こんにゃくを食べてカロリー制限をしたり、ジョギングをしたり、お酒や甘いものを控えたりしたのです。

 こうして得た適正体重を維持するために、毎日の通勤時は2キロ近く歩くようになりました。私の自宅は駅と駅の中間地点にあるので、1駅半歩きました。雨の日も雪の日も歩きます。今日まで40年続けています。

 このほか、禁煙して30年近くになりますし、食事は脂身を避けて野菜を多く摂るよう努力しています。また、睡眠は1日に7時間から7時間半は寝るようにしています。

 このような日々の積み重ねが、血圧やコレステロール、血糖値などを安定させ、生活習慣病の予防につながっていると思っています。

幸田正孝

幸田正孝=AAN理事、社会福祉法人恩賜財団済生会理事長

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