アンチエイジングニュース

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皮膚も臓器の一つであるから、前項に述べた全身の老化の原因全てあてはまるが、その他に皮膚には特有の問題もある。
皮膚は絶えず外気に晒されている。そのため、外界の様々な刺激、機械的なもの、化学的なもの、そして日光、特に紫外線から多大な影響を受ける。これを「光老化」と呼ぶが、皮膚老化の原因は8割が「光老化」だというのが皮膚科の専門家の考えである。

医学的には皮膚は表皮、真皮の二層構造をしている。
その下に皮下組織という脂肪層があり、さらにその下には筋膜、筋肉が存在する。
加齢とともに表皮細胞は萎縮扁平化し、細胞間の隙間が生じ皮膚の重要機能である保湿性が衰える。
保湿には次の3成分が働いているとされる。
1.皮膚表面の皮脂成分:皮脂腺から分泌される油分であり、最も表層のバリア
2.細胞間物質:セラミド等細胞の間に存在する保湿成分
3.細胞内物質:NMF(ナチュラル・モイスチャーライジング・ファクター)と呼ばれる細胞内の保湿成分
これらが加齢により不足気味になると,皮膚表層化から水分が失われ,さらに保湿能が下がるという悪循環に陥る。
真皮層は皮膚に機械的な強度を与える支持組織で、主要成分はコラーゲンであり、それに混ざった弾性繊維が弾性を与える。
加齢とともにこれらの結合組織は劣化していく。具体的には紫外線によるダメージが大きい。そして、前述の活性酸素や糖化によるコラーゲンや弾性繊維の変性。それにより真皮は薄くなり、弾性を失い皮膚の表面に小じわが発生する。
皮下脂肪は吸収され、脂肪層を支える支持組織のたるみで、皮膚と皮下組織は下方にたるむ。ちなみに、この支持組織も主体はコラーゲンで出来ている。
また、紫外線に暴露された表皮は、その害を遮断するためにメラニンという茶色の色素成分を産生する。
そのメラニンはやがて吸収されるが、一部が残って固定するとシミとして残る。
こうして加齢による女性の敵、シワ、シミ、たるみが生ずるとされている。

>>>『WHY?Anti-Ageing』バックナンバーはこちら

Dr.SHIOYA2 塩谷 信幸(しおや・のぶゆき)
アンチエイジングネットワーク理事長、北里大学名誉教授、
AACクリニック銀座名誉院長、創傷治癒センター理事長

現在、北里研究所病院美容医学センター、医療法人社団ウェルエイジングAACクリニック銀座において診療・研究に従事しているほか、日本形成外科学会名誉会員、日本美容外科学会名誉会員として形成外科、美容外科の発展に尽力するかたわら特定非営利活動法人 アンチエイジングネットワーク理事長、日本抗加齢医学会顧問としてアンチエイジングの啓蒙活動を行っている。

【著書】
一年で一歳若返る/アンチエイジングのすすめ(幻冬舎)
美容外科の真実/メスで心は癒せるか?(講談社)
40代からの/頭と体を若返らせる/33の知恵(三笠書房)
「お若いですね」と言わせよう。(ゴルフダイジェスト)
など
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