アンチエイジングニュース

 

 

生物として本来持つ感覚“五感”も、年齢と共に衰えていきます。老化予防の方法として、見た目のケアやインナーケアなど様々な方法がありますが、本企画では “五感”に焦点を当てたアンチエイジングを実践するコツをお教えします!

ガイドしてくれるのは、アンチエイジングや美について議論を深めながら追求していく双方向型セミナー「塩谷塾」の卒業生たち。それぞれの専門分野における、“五感”に特化したアンチエイジングの秘訣とは?

 

皆さんこんにちは。 健康料理研究家、管理栄養士のマリー秋沢です。

秋も深まるこの時期に五感を通して美味しいものを存分に楽しみたいものですね。今回は私がお仕事を通じて感じている「食と五感」についてお話しさせていただきます。

 

“五感”全てで食をたのしむ

五感とは「視覚」「聴覚」「臭覚」「触覚」「味覚」のことですね。私たちはこれらすべての感覚を使い、食べ物を食べているわけです。

 

その中でも特に味覚臭覚と非常に密接な関係にあるようで、香りの良い食べ物を食べると、無臭のものと比べずいぶんと美味しく感じられます。

確かに、家庭で作るようなあまりスパイスを使わないカレーより、レストランで食べるカレーは何種類ものスパイスをふんだんに使っていて良い香りが漂っており、何倍にもおいしく感じますね。

スパイス

 

さらに、味覚を助けるもうひとつの大きな要素として視覚があります。

例えば、お弁当、おかずが彩りよく並んでいると美味しそうに感じます。彩りなど全く関係なく、ただおかずが詰められただけのお弁当は残念ながら美味しそうには感じません。

そしてパーティーフードやフレンチやイタリアン、または和食のレストランでの料理の盛り付けは、プロデュースする方やレストランの方々のテイストやセンスなどが反映され、それらが素敵であればあるほど、味に影響してくる体験を皆さんもお持ちのはずです。

フランス料理

 

聴覚に関しては、例えば、熱々の鉄板の上のステーキがジュージューと音を立ててサーブされる。

カウンター越しに目の前でジュワッと音を立て揚げたての天ぷらを出してくれる。

これらは私たちのこれから食べるという行為を盛り上げてくれ、おいしさへの期待をさらに高める要素となりますよね。

 

そして最後に触覚です。

昔の私は、歯ごたえが良い、シャキシャキ感が最高、なめらかさがたまらなく好き、などという触感についてあまりよくわからないな、と感じていた時期がありました。

味が美味しければ良いのでは?という浅はかな考えで食べ物を口に入れていたのでしょう。

 

身体に最適な“五感が満たされる理想の食”を目指して

しかし、その考えがあっさりと覆されたのが、40歳を過ぎたころ。
炭水化物や糖質を食べた後、血糖値が上がりやすくなっていた私は、父も糖尿病だし、もしかして自分は糖尿病予備軍かもしれない?!と思い始め、少しずつ糖質制限を始めました。

そして、最初にやめた食品が、ポテトチップスなどのカリカリ、サクサク感のあるお菓子でした。

最初の頃は自分の健康のために、これらをやめるのだから我慢できると思ったのですが、私は味というよりも、むしろ食べた時に得られるあのカリカリとした触感がたまらなく恋しくなってしまっていたのです。
今は、ポテトチップスの代わりになる物で同じ触感を感じられるものもレシピとしてレパートリーがいくつかあるので、その欲求は満たされています。

 

現在、私は日本ニュートリションフーズ協会の代表理事として「これから栄養や食事をしっかりと考えて健康を維持し長生きしたい!」と思われるすべての方々を対象に、様々な食事療法を知っていただく為に情報発信を行っています。

生活習慣病にならない為の食事、基礎疾患がある方でも美味しく感じられる考えられた食事、何歳からでも気付いたその時から始められる長生きを目的とした食事、その他にもダイエット、アンチエイジング、そして免疫力を維持するために必要な食品と栄養。

 

私たち人類は普段はあまり意識しませんが、毎日、毎食、食べ物を口に運ぶ度に五感を駆使し、知らず知らずの内に美味しさを追求しているのかもしれません。

こんなに舌が肥えてしまった現代人には美味しさに繋がる何かを我慢するとストレスになってしまう。
だからこそ私達は、各々に適した食事療法を真剣に見つけるべきなのです。

栄養価は高いが美味しくない、ではなく、『栄養満点で自分の身体には最適であり美味しい!』と心から思える食事なのかどうか?などが論点となります。

それには、例えば、身体に害となる物質、試してみたい食事療法、自分に合う機能性素材、様々な五感を刺激してくれる調味料、そして代替料理を作るための技術、などを知る事で私たちの欲求が満たされ、ストレスを感じることなく、五感が満たされる理想の食へと導かれるのではないのでしょうか?

 

日本ニュートリションフーズ協会では、現在、無料会員登録をしてくださった皆様に、免疫と食事の関係について、そしてローカーボの食事療法のセミナー等を無料配信しています。

是非、五感を研ぎ澄まし、美味しくご自分に合った食事を選び、皆さんで健康長寿を目指しましょう。 そう、ストレス無く、楽しみながら。

 

》アンチエイジング五感道場

 

筆者の紹介

マリー秋沢

マリー秋沢(MARIE AKISAWA)

・一般社団法人日本ニュートリションフーズ協会 代表理事
・管理栄養士/健康料理研究家/インナービューティスペシャリスト

20歳にミス・ユニバース近畿代表に選ばれ、その後アメリカで美容家との交流を通じ、当時日本では重要視されていなかった内側からの美、“インナービューティー”の大切さを実感。日本で始めて美容業界に浸透させる。健康でいること=美しさを維持。というテーマを食べ物や栄養素(サプリメント)の重要性や基礎知識を伝える活動を通じ、広める。健康、免疫力維持、生活習慣病予防、アンチエイジング、長寿などをキーワードに、充実した食と栄養そしてライフスタイルを提案する機関として、現在は日本ニュートリションフーズ協会を立ち上げ、講座や料理動画などをオンラインで配信。

》一般社団法人日本ニュートリションフーズ協会

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