アンチエイジングニュース

 

 

生物として本来持つ感覚“五感”も、年齢と共に衰えていきます。老化予防の方法として、見た目のケアやインナーケアなど様々な方法がありますが、本企画では “五感”に焦点を当てたアンチエイジングを実践するコツをお教えします!

ガイドしてくれるのは、アンチエイジングや美について議論を深めながら追求していく双方向型セミナー「塩谷塾」の卒業生たち。それぞれの専門分野における、“五感”に特化したアンチエイジングの秘訣とは?

 

皆様、如何おすごしですか?

竹内典子です。私は、ヨガ・ピラティス、モビリティケア(R)、四柱推命・気学などを融合させ、〝心と身体を整える〟お手伝いをさせて頂いています。

 

〝五感を磨く〟とアンチエイジングの繋がり

皆さんは…

・季節の匂いを感じますか。
・湿度の変化を肌で感じますか。
・虫や鳥の鳴き声の変化に気づきますか。
・木々の葉の色の変化を感じますか。
・旬のものを美味しいと感じますか。

 

大自然

 

昔の人達は五感で色々な事を感じ、物事を判断してきました。

空を見上げ、湿気や匂いをかいで雨を予測したり、太陽の位置で方向を判断したり、自然と深い関わりを持ちながら、本能を駆使して生きてきました。占いの「四柱推命」「気学」も自然現象の中で先人が生み出した統計学です。

今の私達は、天気は天気予報で知り、知らない道はナビが教えてくれます。忙し過ぎる日常、便利な生活となり、五感を研ぎ澄まさなくても生活できる様になりました。

更に、コロナ禍でリモートワークが当たり前となり、zoomは会議どころか飲み会やデートのツールになりました。とても便利なものですが、限られた画面の中では、相手の僅かな目の動きや、声のトーンの違い、纏う匂いなど感じられません。それに慣れてしまうと、五感をあまり使わなくなります。

私達の身体は日々変化しています。また、不調へのサインも出していますが、五感を使う事を忘れると、身体の変化や不調すら気付けなくなります。

「耳が遠くなる」「老眼になる」などの老化現象、つまり「加齢による身体機能低下」も少しでも早く感じ取れたら、それを改善する対処が出来ると思います。つまり「五感を磨く=アンチエイジング」と考えられます。

 

五感を目覚めさせる瞑想

人間の身体は、とても優れていて、失いかけた五感も訓練で取り戻すことができます。それが、瞑想です。(ここでは省略しますが、瞑想は五感を磨くことだけが目的ではありません。)

 

瞑想

 

スカアサナ(安楽座)というあぐらの様な座り方で座り、目を閉じ、普段の呼吸を観察します。吸う息・吐く息の長さを比べたり、〝呼吸の通り道〟をイメージし観察してみます。

呼吸で身体のどこが動いているのか、身体の部位一つ一つに意識を向け、どんな状態なのか感じていきます。そして、どんな気持ちなのか心の中も眺めていきます。

目を閉じ意識が自分の内側だけに向くと、いつもは気にとめなかった音や匂いに敏感になり、僅かな風の動きにも気付きます。口の中の唾液の多さに驚き、拍動も感じます。私達もこの広大な自然の一部。変化していく感覚を味わいます。そうして段々と五感が研ぎ澄まされていくのです。

1日10分でも、瞑想することをお勧めしますが、海や山などの自然の中に出掛けた時、椅子に座って目を閉じるだけでも良いです。〝不自由になってこそ、自由に五感が働き出す〟ので、たまには便利なものから抜け出して、自然の中で五感を磨きましょう。

 

五感を目覚めさせるヨガの練習

ヨガは、ただアーサナ(ポーズ)を綺麗にとる運動ではありません。ミスアライメント(怪我をするような関節の位置)にさえならなければ、呼吸が深くできる〝今の自分にちょうどいい位置〟に身体の部位を持っていきます。そうすると、身体を観察することに集中できます。

季節の違いで身体の変化も感じとれるようになります。夏は、熱を発散させようと胸周りが開き、呼吸をスムーズにさせていることに気付き、逆に冬は、冷えて胸も縮こまり、呼吸が浅くなっていることに気付きます。ヨガをすることで、五感を目覚めさせることができるのです。

 

ヨガのポーズ

 

「ヴァィラーギャ」=離欲

五感が磨かれたら、ヨガ哲学の教えで心を整えましょう。「ヴァィラーギャ」という言葉があります。離欲、つまり執着を手放すという意味です。

〝歳を重ねても若々しくいたい〟と思うことはいいのですが、〝絶対若々しくなくはだめだ〟と思うと苦しくなり、かえってエイジングを加速させます。

「身体の衰え」に気付いたら、一旦受け入れます。諸行無常、変わらないものはないのです。そして「目の前にある改善出来ること」を一生懸命やっていると、変化を楽しめる様になり、未来を心配しなくなります。「歳をとる恐怖心」から解放されるのです。「諦めるのではなく手放すこと」を覚えると、心に余裕が生まれます。

 

「サントーシャ」=知足

そして、最後にこれもヨガの教え「サントーシャ」です。足るを知るという意味です。

「細かな字は見え辛くなったけれど、桜はこんなに綺麗に見える。」「耳は遠くなったけれど、波の音は心地よく響いて聞こえる。」「鼻は少し鈍くなったけれど、ふとした香りで思い出が蘇る。」…なんと幸せなことでしょう。

無い物を嘆くより、ある物に感謝した方がうんと幸せな気分になります。感謝は人に奥行きを作り、歳を重ねたからこそ生まれる「美」も連れてきてくれます。

 

瞑想

 

最後に

「五感を磨き、執着を手放し、既にあるものに感謝し続けること」は、アンチエイジングに繋がる一つの方法だと思います。

ヨガや占いの講座でお話ししていることのほんの一部を書かせて頂きました。参考にして頂けましたら嬉しいです。

 

》アンチエイジング五感道場

 

竹内典子(NORIKO TAKEUCHI)

・全米ヨガアライアンス500認定ヨガインストラクター
・ピラティスインストラクター
・モビリティケア(R)上級コンディショナー
・ダイエットアドバイザー(日本肥満予防健康協会)
・四柱推命・気学鑑定士(東洋運勢学会)

竹内典子

 

《経歴》

首都圏ヨガスタジオ・フィットネスクラブでヨガやピラティスのレギュラークラス、プライベートレッスンを週に十数本持つ。「宅配ヨガ」サービスは、企業や学校からの依頼もある。

モビリティケア(R)シニア(上級)コンディショナーとしてパーソナルケアも担当。関節の可動域を広げ、柔軟性を目覚めさせ、不調を改善させるセッションは好評。怪我をしない身体の使い方やダイエット方法も指導する。

また、四柱推命・気学の鑑定は、経営者から若い女性まで幅広い層からオファーがある。

コロナ禍を期に、ヨガと占いのスキルを融合させ「宿命を知って、運気をあげる〈心と身体の使い方〉」を提案し、顧客の心と身体を整える活動を広げている。

 

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nonko.h.r.may28@gmail.com (お問い合わせ)

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