アンチエイジングQ&A

「朝食を抜くと、身体がより多くエネルギーを吸収しようとして、 その結果太りやすくする。」とありますが、 その機序をもう少し詳しく解説していただけるとありがたいのですが。 61歳・男性、身長165cm、体重70kg。

  • 質問:あらちゃん 60代前半男性
  • 回答:浜中聡子 アンチエイジングネットワーク顧問(AACクリニック銀座院院長)

朝食を抜くと太りやすくなる、ということはもちろん、
まずは朝食をしっかり摂らなければならない理由を見直して下さい。
 (1)脳のエネルギー源である糖を補給し、知的活動を盛んにする。
 (2)睡眠中に低下した体温を上昇させ、身体活動を活発化させる。
 (3)朝食により便意を促し、規則正しい便通をもたらす。
 人間は食事を体内で糖分に変え、エネルギー源にして活動しています。
朝食を抜くと、午前中の活動に必要な糖分が入ってこなくなり、
特に脳は糖分をため込めないため、食事の間隔があきすぎると活動が鈍り、
集中力も保てなくなってしまうのです。
また、若いころから朝食を抜く生活を習慣化させてしまうと、
中高年になってより重大な弊害が出てきかねません。
エネルギー不足に体が慣らされると、体温が上がらず、
じっとしている状態でもエネルギーを消費する基礎代謝が下がります。
基礎代謝が下がると摂取した脂肪が分解されにくく、
肥満になりやすくなり、糖尿病や高血圧などの危険性も高まるのです。
つまり、朝食抜きは、太りやすくなるだけでなく、
生活習慣病になりやすい体を自ら作っているようなもの
といっても過言ではありません。
とはいえ、忙しい現代人のなかには「朝食抜き」が
当たり前になってしまっている人も少なくありません。
まず、朝食を無理なく食べる生活リズムを作るべく、
生活習慣全体を見直し、早起きすることが第一歩でしょう。
そうすれば自然に夜は早く眠たくなり、
体の機能を正常に保つのに重要なホルモンが夜間に多く分泌されるからです。
早起きして朝の日光を浴び、空腹を感じるころに朝食を食べ、
そして1日の活動を始める・・・
こうした自然のリズムを作るのに朝食は不可欠なのです。

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