アンチエイジングQ&A

1人目出産後より両目の下に肝班ができ、顔全体にPPx治療をおこなっていました。(約10回)。 34歳で2人目を妊娠。妊娠後期より両目の下だけでなく頬や口の周りに肝班ができました。  妊娠によるものだとは思うのですか、PPxを行っていたことと、この広範囲な肝班は何か関係がありますか? また、現在は授乳中のためトランサミンの服用は避けていて、医師よりPPxを進められています。本当に効果はあるのでしょうか? 

  • 質問:れいこ 30代前半女性
  • 回答:脇坂 長興 アンチエイジングネットワーク顧問(脇坂クリニック大阪院長)

ご存知の通り、肝斑は妊娠中に増悪することも少なくありません。
「PPxを行っていたことと、この広範囲な肝班は」、特に関係無いでしょう。
  
肝斑は、皮膚の慢性炎症によるメラニン色素の過剰産生が原因で、メラニン細胞数や機能に異状はないので、治療はメラニン細胞の機能抑制かメラニン色素の分解・排泄あるいは変性が必要です。

PPx治療によって表皮のターンオーバーが早まるので、メラニン色素は排出されやすくなりますが、メラニンの産生は抑制されないので、PPx治療単独での肝斑治療は効率良くありません。
  
断乳を待って、PPx治療にトランサミン内服やハイドロキノン外用を併用することをお勧めします。
可能ならば他の美容皮膚科や形成外科も受診して、セカンドオピニオンをお求めになってください。

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