洋ナシとブルーチーズのアミューズ
――アンチエイジング料理レシピ（２６２）

子宮がん全体の約９割を占めている子宮頸がんは、２０代～４０代といった若い世代にも多く見られますが、早期発見で治癒できる可能性が高いので定期的な検診が望まれます。女性特有のがんにはホルモンバランスが深く関係しているといわれるので女性ホルモンのバランスをくずさず良い状態に保つことも大事です。ファイケミカルやビタミン、ミネラルを豊富に含むフルーツの効用が続々と発見されています。食物繊維はエストラゲンのバランスを保つ働きがあり、子宮がんの予防につながると考えられています。洋ナシに含まれる甘み成分ソルビトールには整腸作用があり、便秘だけでなくがん予防の効果が高いと注目されています。
洋ナシとブルーチーズのアミューズは、前菜の前の小さな料理で、ワインなどにもぴったりです。食物繊維は果肉より果皮に多く含まれているので皮の柔らかい洋ナシは皮ごといただきます。洋ナシの香り成分のテルペイドはがん予防効果が期待できます。組み合わせた生ハムやブルーチーズにはPMSの不快症状を改善するビタミンB群が豊富です。

＜材料＞６個分

＜作り方＞

	（１）耐熱ボールにブルーチーズとクリームチーズを入れて、電子レンジにかけ、混ぜ合わせる。 （２）洋ナシはよく洗って、皮のまま半分に切り、芯を取って（１）のチーズを詰め、６等分する。
	（３）洋ナシにハーブを添え、生ハムで巻く。

（コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子）