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アンチエイジング・ヨーガ


アーユルヴェーダは元々引き算の医学とよばれていて、5000年前からデトックスすること、毒素をためないようにすることがアーユルヴェーダの基本になっています。
元々アーユルヴェーダのドクターがおこなう治療法が解毒法なのです。

今回は日々の生活の中でおこなう簡単な解毒法をご紹介し、しっかりと聞いてくる解毒のポーズもご紹介したいと思います。

◎デトックスグッズのご紹介
日常生活に取り入れてさらにデトックス効果を高めるアーユルヴェーダならではのグッズをご紹介します。
「アーマパーチャナ」とは、アーマ=毒素、パーチャナ=解除でつまり「解毒」の意味です。
医療機関で行う解毒をパンチャカルマと呼びますが、
アーマパーチャナは自宅で簡単に行うセルケア法です。

(1)ガルシャナ(絹製の手袋での乾布摩擦)

春に特におすすめの解毒法。擦ることによって、停滞しているものが流れるという考え方に基づいたグッズです。
特に春にこの「ガルシャナ」をおこなうことで、停滞し、冷えてジトジトした身体や心が、カラっと温かくなり、乾いていきます。
使用方法は手袋を両方にはめ、特に気になる箇所を中心に、カシャカシャと両手で擦ります。毛の生えている方向と逆に引き上げるような感覚でおこなうとよいでしょう。
朝、着替える時などにおこなってみてください。

(2)ネティ・ポット

「ネティ」とは鼻という意味。この道具を使用して鼻の洗浄をおこなうことを「ジャラ・ネティ」といいます。
使用方法は、塩とお湯を入れ、どちらか一方に顔を傾け、上を向いた方の鼻孔にポットからお湯を注ぐと、反対側から鼻腔内を通ったお湯が流れてきます。片方が終わったら、反対側も同じようにおこない、鼻の中や目の奥を掃除します。
鼻炎や花粉症の方におすすめです。

(3)トリカトゥ(3つの辛さとの意)

ジンジャー、ブラックペッパー、フィファチ(長コショウ)の3つを同量で混ぜたものを「トリカトゥ」と呼び、これを料理の際に使用します。
お勧めの使用方法はお湯にほんの少し、好みの量を加えて飲むと代謝が上がり、デトックスに効果的です。

【簡単に行えるアーマパーチャナ】
他にも日常生活のこんな工夫で、アーマパーチャナを行うことができます。

(1)白湯を飲む
火と水のエネルギーが、アグニ(火)を高める。
また水は排尿を増やして毒素の排泄を促す。

(2)小食にする
腹八分目を守る。

(3)アグニ(消化力)の変動に応じた食事
自然のリズムとしてアグニは朝と夕に低下します。
アグニの変化に応じた食事を時間や個人の状態を考慮して量を決めていく事は大切です

(4)アグニ(消化力)を高める薬草やスパイスを積極的に取るようにする。
ショウガに、塩・レモン汁を絞ったものを食事の30分前にとる。
茶さじ半分のトリカトゥに蜂蜜茶さじ1杯を混ぜてとる。

(5)運動する
適度な運動や入浴もアグニが高まります。

(6)大小便の排泄を促す。

(7)汗を出す。

》アーマパーチャナの取り扱いについて
上記でご紹介したデトックスグッズは日本ナチュラルヒーリングセンターで取扱いがございます。(トリカトゥに関しては「フィファチ(長コショウ)」のみの取り扱いとなります。)
ご購入をご希望の方は下記までお問い合わせください。
TEL:03-6228-6778(日本ナチュラルヒーリングセンター)

◎簡単な鳩のポーズ
一人で行うのが基本ですが、
二人で行うと楽しく自分の限界を越えることができます。

◎鳩のポーズ
それではいよいよ「鳩のポーズ」のご紹介です。

(1)正坐で座ります。
体の違和感や心地よさなどに気づく。ただ気づくだけで良い悪いの評価はしません。
(2)左に腰を落とし横座りになります。
座り心地に気づき、坐骨が床につきにくい時は両膝を開いて楽に座れるポイントを探してみましょう。
(3)さらに脚を開いて右の脚を後ろに少しひきます。
股関節などに無理のないように丁寧に行っていきましょう。  
(4)右足先を右の脇に近づけるようにする。
右脚の膝の位置を後ろに持っていくようにすると膝が曲がりやすくなるのでやってみましょう。ただ無理のないようにしてください。
(5)右足先を右手の肘の内側にかけて、左手を床から上方に向け伸ばしていきます。
もし体全体が左に傾き手を床から外すのがきついと感じた時は、無理しないでしばらくの間はここでポーズを最終にしておきましょう。
(6)上方に上げた手を左の脇腹を広げるようにしながら、右の手をつなぎ合わせます。

(7)ポーズがここまで取れたら、組んでいる腕の重さで顔が下に落ちないように、さらに左脇を広げて右の脇は圧縮し、3呼吸保ってみます。

》「鳩のポーズ」動画でさらに詳しく動きを見る

》『アンチエイジング・ヨーガ』バックナンバーはこちら

西川 眞知子(にしかわ・まちこ)
アーユルヴェーダ&ヨガ研究家
日本ナチュラルヒーリングセンター代表
日本アーユルヴェーダ学会評議員
日本アーユルヴェーダ協会理事
アーユルヴェーダ医療融合医療協会理事

神奈川県生まれ。上智大学外国語学部英語学科を経て、仏教大学卒業。
第24代ミス横浜、米国ニューオリンズ世界万国博覧会(河川博)コンパニオンを務める。
幼少期から精神世界に興味を持つ。
大学時代にインド・アメリカなどを歴訪し、ヨーガや自然療法に出会う。
アメリカで活躍したインド人サッチダーナンダ師をはじめ、世界の著名なヨーガ指導者のトレーニングを受け、指導者の資格を持つ。
同時に世界のセラピーに関心を持ち、インドのアーユルヴェーダ、ハワイのロミロミ、バリのクリームバス、タイのタイ古式マッサージ、イギリスのアロマテラピー、フランスのリンパドレナージュなどを修得、指導している。

》日本ナチュラルヒーリングセンター

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