アンチエイジングニュース

お風でアンチエイジング

寒い日が続いています。体は冷えると、特に末端の血流が滞り、低体温の状態になり、新陳代謝の低下を招きかねません。
寒い季節だからこそ、しっかりお風呂で体を温め、代謝を高めましょう。
今回は代謝だけでなく、美肌になるためにお風呂でできる秘訣をご紹介します。

■芯から肌を立て直すには…?
美肌のためのキーポイントは、何より血流を高めることです。 美しい肌、すなわち健康な肌は肌細胞が本来の働きを正しくできている状態。そして、肌細胞の働きを支えているのは、血液です。なぜなら、栄養や酸素を届けるのも老廃物を排出するのも 血液の役割だから。つまり、血流が滞っていると 肌は正常な働きができなくなり調子を崩したり、 老化したりするのです。血流が悪い状態でどんなに贅沢な化粧品でケアをしても、 無駄になりかねません。

また、正しい新陳代謝も美肌に欠かせない条件です。本来、健やかな肌とは、リズムよく代謝を繰り返し、生まれ変わっている肌。ところが、代謝が乱れると、肌表面に不要な角質が溜まったり、逆に未熟な角質になったりと 美肌からどんどん遠のきます。この代謝そのものを支えるのも、じつは血液です。肌を芯から健やかな状態にするには、血流も代謝も促進することが絶対なのです。

■正しい入浴習慣で、血流促進=健やかな状態に!

そこで、お風呂。

血流をアップ(促進)させるには、入浴が効果的です。
お風呂では、全身に水圧がかかることで

(1)呼吸の回数が増え

(2)心臓がより活発に動き

(3)心肺機能が高まります

その結果、血流がアップ(促進)します。

同時に、お風呂による2つの効果で、血流はアップするのです。

温熱効果⇒温められた血液が全身をめぐることで血流がアップ!
浮力効果⇒筋肉の緊張がほぐれることでも、血流はアップ!

つまり、お風呂を正しく取り入れることで全身血流がアップし芯から健やかな状態へと導いてくれるのです。

■入浴効果を高めるためには、できるだけ長い時間浸かるのが効果的。
夏で39度、冬で40度を目安に、少しぬるめのお湯に20分程度浸かりましょう。

私たちの肌表面には皮脂が存在し、外界からの刺激や水分の蒸発、雑菌の増殖などから肌を守る重要な役割を果たしていますが、お湯の温度が高ければ高いほど、皮脂は流れやすくなります。乾燥などから肌を守るためにも、ぬるめのお湯が理想的なのです。ただし、乾燥が気になる季節や、肌が調子を崩しているときなどは、温度の高いお湯はもちろん、長く浸かりすぎることも避けたほうが無難。水分の蒸発を最小限に抑えられます。下のグラフをご覧ください。こちらは「入浴温度による角質水分量」を示しています。38度(ぬるめ)と42度(熱め)の2つの温度での違いを比べたところ、熱めの42度での入浴時は、入浴直後の一瞬は角質水分量が高まるものの、時間が経つにつれ乾燥が進み、ぬるめの38度に比べると角質水分量が低下することがわかります。

■入浴剤でもっともっと美肌に!
加えてこだわってほしいのが、入浴剤です。血流アップを狙うには、炭酸ガス系の入浴剤が特に効果的!お湯に溶け込んだ炭酸ガスが温浴効果を高め、血液に入り込んで末梢の血管を拡張し、血流をアップさせます。上の「前額部皮膚血流」を表すグラフをご覧ください。入浴時の前額部 (おでこ)の皮膚の血流を炭酸ガス入りの入浴剤(炭酸ガス浴)とさら湯(淡水浴)のそれぞれで測定したところ、炭酸ガス入浴の方が血流量が高まることが実験から明らかになりました。

入浴剤は、もっとも手軽な全身スキンケアです。背中や脚の背面など、手が届きづらい部分にもスキンケア成分を届け、全身をくまなく保湿することができるからです。

入浴剤にこだわった毎日の入浴で、
血流アップ! 代謝アップ! 保湿アップ!を心がけましょう。

情報提供:株式会社バスクリン

株式会社バスクリン
広報 石川 泰弘 / Ishikawa Yasuhiro

バスクリン お風呂博士

昭和37年 12月生まれ 東京都出身
順天堂大学 大学院スポーツ健康科学研究科 修士課程修了
現在、同大学院同研究科 博士課程へ進学 
<資格>
・温泉入浴指導員(厚生労働省規定資格 )
・睡眠改善インストラクター (日本睡眠改善協議会認定資格)
現在、全国各地で温泉や入浴、睡眠に関する講演を実施。
講演やセミナー各地で話題となり、出演依頼が後を絶たない。
また、「お風呂博士」として雑誌や会員誌などの原稿を執筆。
TVや雑誌への露出も多数。
著書:「バスクリン社員がそっと教える肌も腸も健康美人になる入浴術26」 (スタンダードマガジン社)
「バスクリン社員が教える究極の入浴術 お風呂の達人」(草思社)
監修:「睡眠・入浴・ストレッチ」(日本文芸社)

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