アンチエイジングニュース

スパイシーチキン
――アンチエイジング料理レシピ(241)

私たちは、食べ物からエネルギーを得て生きています。それを支えるのが代謝の仕組みですが、この代謝の力は、年齢とともに、少しずつ低下していきます。それを高いレベルで保つには、運動とともに、食生活からのサポートも欠かせません。「代謝のいい体」を強力にサポートしてくれるのが、カプサイシンなどの辛み成分です。交感神経を刺激してアドレナリンの分泌を促進し、血行を良くし、体を温め、発汗を促し、新陳代謝を盛んにします。しかし、毎日の食事では、唐辛子のように辛みが際立つスパイスを単独で使うよりも、多種類のスパイスをミックスしたカレー粉がおすすめです。辛い成分だけではないので、胃腸にやさしく、辛み成分もまろやかな味にまとまります。「代謝のいい体」は、無駄に中性脂肪の在庫を抱えないため、太りにくくなりますし、糖尿病や高脂血症といった肥満と深い関係にある生活習慣病のリスクも抑えられます。
スパイシーチキンは、スパイスをたっぷり使っていますが、カレーのように油を使用していないので、ダイエットにも安心なアンチエイジングメニューです。筋肉成分のアミノ酸や、糖質代謝の効率を上げるビタミンB1、脂質代謝を促すビタミンB2などのビタミンB群を豊富に含む鶏むね肉は、加熱するとパサパサしやすいのですが、ヨーグルトベースのたれに漬けこむことでジューシーにいただけます。スパイスの効いたヨーグルトソースをたっぷりつけたまま焼くのがポイントです。

アンチエイジング料理

<材料>2人分

  ・鶏むね肉(角切り)    250g
  ・プレーンヨーグルト    1カップ
  ・カレー粉     大さじ1
  ・クミン    小さじ1
  ・コリャンダー    小さじ1
  ・玉ねぎ(すりおろし)    1/2個分
  ・しょうが(すりおろし)    大さじ1
  ・にんにく(すりおろし)    大さじ1
  ・レモン汁    大さじ1
  ・塩    小さじ1
  ・レモン    適量
  ・イタリアンパセリ    適量

<作り方>

(1)ボウルに、ヨーグルト、スパイス、玉ねぎ、しょうが、にんにくのすりおろしたもの、レモン汁を混ぜ合わせ、塩をした鶏むね肉の角切りを半日くらい漬け込んでおく。
(2)(1)の鶏むね肉を220度のオーブンで、20分くらい焼く。

(3)皿に盛り、イタリアンパセリとくし形に切ったレモンを添える。

(1人分  323kcal) 

※料理製作時に材料を計算して算出した概算です。目安としてご利用ください。

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)

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