アンチエイジングニュース

さつまいもときのこのフラン
――アンチエイジング料理レシピ(236)

空調が完備している最近の家庭や職場では、冬の室内の湿度は20%ともいわれ、肌は常に乾燥状態に置かれています。さらに加齢とともに肌の保水力も低下していきますから、室内の保温保湿とともに、乾燥肌に良いといわれる栄養素を摂りましょう。肌に潤いを与える、細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)は、角質層のターンオーバーの過程で生成されるため、ターンオーバーが正常におこなわれないと、生成に支障をきたし乾燥しやすい肌になってしまいます。肌をはじめとする全身の細胞は主にたんぱく質でできているので、たんぱく質が不足すると、ターンオーバーが遅れがちになります。全身の細胞は寝ている間に合成や回復をしますから、夕食時に良質なたんぱく質とそれを助けるビタミンB群をはじめとするビタミン類をとるように心がけましょう。
さつまいもときのこのフランは、軽い夕食におすすめのアンチエイジングメニューです。フランは卵と牛乳で作るプリンより少し硬めの碗蒸しのようなものです。季節の食材を組み合わせて、楽しんでください。部屋に立ち上る湯気が、肌だけでなく部屋の乾燥を和らげてくれる気がします。卵は良質のたんぱく質を多く含むほか、ビタミン類も豊富です。牛乳にはたんぱく質のほかカルシウムも多く含まれ、乾燥によるかゆみも軽減します。

アンチエイジング料理

<材料>2人分

  ・さつまいも    150g
  ・エリンギ・ひらたけ    50g
    バター    小さじ1
  ・フラン生地
    卵    1個
    牛乳    120ml
    塩    小さじ1/2
    こしょう    少々

<作り方>

(1)エリンギ、しいたけは食べやすい大きさに切っておく。さつまいもは、皮をむき一口大にきって、水にさらし、電子レンジで加熱しておく。

(2)ボールにフラン生地を混ぜ合わせ、濾す。

(3)フライパンにバターを入れ、(1)のきのこを強火で炒める。

(4)ココットにさつまいもときのこを入れ、(2)のフラン生地を半量ずつ流し入れる。湯気の立った蒸し器で10分くらい蒸す。

(1人分  220kcal) 

※料理製作時に材料を計算して算出した概算です。目安としてご利用ください。

(コジータイムダイエットコンサルテーション代表・管理栄養士、石井多津子)

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