アンチエイジングニュース

アンチエイジング・ヨーガ

秋は体力ももどり、芸術と運動の季節です。木々が紅葉し、新米をはじめとして作物も実りの多い季節となります。
太陽礼拝といわれるバランスのよいヨーガのポーズをとっていきましょう。
このポーズは12の連続ポーズでできていてポーズと呼吸と意識を伴いながらおこなうもので
流れるように滑らかにポーズを続けていきます。12のポーズでワンセットを5回から10回程度おこなってみると身体のめぐりがよくなり、適度な運動効果が期待できます。
インドの病院では、糖尿病の患者に毎日相当数の太陽礼拝をおこなうメニューを出す場合があります。無理のない程度、ご自身の身体と心に聴きながら連続のポーズを楽しんでみてください。

◎太陽礼拝のポーズ

(1)足を軽く揃え、両方の手を胸の前で合掌し、ゆっくり息を吐きます。
(2)息を吸い込みながら、合掌した手をそのままゆっくりと頭上に伸ばします。
両手の親指を付けて、大きく胸を開いて軽く反ってみましょう。
この時、燦々と輝く太陽の光を全身に受けるようなイメージをしてみましょう。
(3)息を吐きながら体を上方に、そして前方に伸ばします。
先に手が動きがちなので、まっすぐに背中を伸ばしたまま、指先から尾てい骨までが少しずつ一直線になるように下していきましょう。
太陽にお礼を言うように、ダイナミックな気持ちで前屈まで持っていきます。息を吐き切ります。この時の意識は下腹部です。
(4)息を吸いながら左の足を大きく後ろに伸ばします。
さらに吸いながら腰をグッと落として、上方の太陽をのぞき込んでいくように、胸とお腹を開き、意識を眉間に置きましょう。
(5)息を吐いて、左の足を右の脚にそろえて、「ダウンドッグ」とよばれる、うつむいた犬のポーズです。
肩をグッと引き入れて、視線は両方の脚の間です。
出来るだけじわじわとかかとを床に付けていこうとさせて
肩が四角く残っていかないように、体を三角形の形にして意識を喉にもっていきます。
(6)膝を床につけて、つま先立ちをします。
少し肘を床の方に落として曲げながら、胸を両手の間に入れ、顎を床につけ、肘をきっちり体に寄せます
この時、息を止めます。
意識はみぞおちのあたりに置きます。
つま先・膝・両手・胸と顎の全部で8か所を支えるこのポーズを「8点のポーズ」とよびます。
(7)腰をグッと下げて、大きく息を吸いながら背骨をそらせて「アップドッグ」といわれるポーズです。
犬が太陽に向かって伸び上がっているようなイメージのポーズです。
肩をぐっと下げて意識を尾てい骨の先端に落とし、大きく伸びていきましょう。
(8)このまま息を吐いて、肩を中に引き入れ、再び「ダウンドッグ」のポーズに入ります。
意識は喉に置き、息をよく吐きましょう。
(9)背息を吸いながら、一気に右足を両手の間に戻します。
大きく息を吸って空を見上げます。
(10)息を吐きながら、伸びている足を前に戻して前屈をします。
(11)息を吸って両方の手を、背中を伸ばしながら上方に反らせます。
大きく太陽の光を全身に浴びて、元気なっていく自分を感じ取ってください。
(12)両手を胸の前で合掌し、息を吐きます。
全身がいろんな形をとって、良く動かされ、使われてきたのを感じとることはできますか?
この12の連続のポーズを繰り返し行っていくことでくまなく運動効果を期待できます。

》動画でさらに詳しく動きを見る

》『アンチエイジング・ヨーガ』バックナンバーはこちら

西川 眞知子(にしかわ・まちこ)
アーユルヴェーダ&ヨガ研究家
日本ナチュラルヒーリングセンター代表
日本アーユルヴェーダ学会評議員
日本アーユルヴェーダ協会理事
アーユルヴェーダ医療融合医療協会理事

神奈川県生まれ。上智大学外国語学部英語学科を経て、仏教大学卒業。
第24代ミス横浜、米国ニューオリンズ世界万国博覧会(河川博)コンパニオンを務める。
幼少期から精神世界に興味を持つ。
大学時代にインド・アメリカなどを歴訪し、ヨーガや自然療法に出会う。
アメリカで活躍したインド人サッチダーナンダ師をはじめ、世界の著名なヨーガ指導者のトレーニングを受け、指導者の資格を持つ。
同時に世界のセラピーに関心を持ち、インドのアーユルヴェーダ、ハワイのロミロミ、バリのクリームバス、タイのタイ古式マッサージ、イギリスのアロマテラピー、フランスのリンパドレナージュなどを修得、指導している。

》日本ナチュラルヒーリングセンター

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