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新緑の爽やかさが心地よい季節になりましたね。木立ちから太陽の日差しが、キラキラと輝く光景が見られるようになりました。一見美しいと感じられる光景も視点を変えてみれば「紫外線が降り注がれている~」ということになります。
女性の大敵である紫外線が強くなる季節到来です。
今では一年中紫外線対策するのが日常になっている方も多いと思います。アンチエイジング対策としては、これからが特に気をつけないといけない時期なので、日傘や肌の露出が少ない洋服、日焼け止めなど、様々な対策が必要ですね。

***天気は関係ない?「UV-A」は曇っていても注意***
太陽光線に含まれる紫外線には「UV-A」と「UV-B」、「UV-C」があります。このうち地上まで紫外線の光の波長が届くのがUV-AとUV-B。さらにジワジワと私たちの体に影響を及ぼしてくるのがUV-Aです。
UV-Aは外にいる時はもちろん、室内の窓際なども危険エリアとなります。それはUV-Aが窓ガラスを通過して、室内にも侵入してくること!
では、太陽が顔を出している時に気をつければよいかといえば“NO”です。
UV-Aは雲も通過して地上に降り注ぐので、曇りの日でも気にしなくてはいけません。2003年~2013年までの過去10年間、5月の平均日照率は約48%(データー集計:気象庁HPより)です。平均的に一日の日照時間の半数は雲が広がっているわけですが、この状態でも50~60%。雨が降っていても約30%の紫外線が降り注いでいるのです。ついつい雲が広がっていると気が緩みがちになってしまいますね。

***機能性成分ポリフェノールが目や肌、髪を守る***
日光に当たることで、私たちの肌にも影響が及ぼしてきます。UV-Aは、表皮の下にある真皮まで到達するので、日焼けによるダメージも深刻です。この日焼けはメラニン色素を作り出し、色素が残ることでシミの元となります。また、皮膚の免疫力が低下してしまうので、アンチエイジングの大敵である活性酸素の発生にもつながっていくのです。
ここで注目したいのが、抗酸化作用です。ビタミンを取ることの大切さは日頃からみなさんも実践されていると思いますが、ポリフェノールの機能性成分も注目してみましょう。
目の疲労や視力回復など、目に効果があるといわれているブルーベリー。UV防止対策でサングラスをかけて外出する方も多いかと思います。目を守ることはもちろん、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが抗酸化作用に一役かってくれるのです。
日焼けによる皮膚の細胞破壊、蓄積されて起こる老化は活性酸素が原因になることが多いので、これから旬を迎えるブルーベリーにも活躍してもらいましょう。
現在はアメリカ産のブルーベリーが出回っていて、国産は早いものだと5月の後半から入手することができます。丁度、紫外線が強くなるといわれている季節と重なり合うようにブルーベリーの美味しい季節がやってくるのです。

太陽の日差しが眩しくなる時期は、肌以外にも気になる症状が出る方多いのでは?それは髪の毛のダメージです。艶がなくなってパサついてくる、ブラシの通りが悪くなる。というような症状が気になりますよね。水分がなくなりパサつきの原因となります。また、気温の上昇によって食欲がなくなる方も多くなりますが、栄養不足による髪の老化にもつながりますので、食べやすいフルーツから日常的に取り入れて、改善したいものです。ドライタイプのものだと場所を気にせずに食べられるので、こちらも併用すると良いでしょう。

***すみ子のちょこっとZOOM UP***
ブルーベリーは旬の季節以外でも見かけることが多くなりました。
その姿を良く見かける場所は、カフェ!
最近のパンケーキやフレンチトーストなど、スイーツブームによって、ブルーベリーをはじめとするベリー系フルーツは、スイーツの彩に華をそえます。人気の店では長蛇の列ができて女性を中心に連日にぎわっています。人気メニューにはフルーツが盛りだくさんなので、女子力アップにもなりますね。

4月に東京・渋谷にオープンしたばかりのフレンチトースト専門店「アイボリッシュ渋谷店」は、福岡で人気となった店舗の東京進出1号店です。渋谷店限定のメニューに「クリスピーブルーベリー」があります。クリームチーズと果肉入りブルーベリージャムを挟んで焼き上げたフレンチトーストに、フレークをまぶしてザクザクの食感をつくりあげました。仕上げにハチミツ、ブルーベリー、ブラックベリー、いちごで飾りつけた個性的な一皿です。
見た目も鮮やかで、ボリュームたっぷりですが、ふんわり食感のパンとブルーベリーでペロッと食べられちゃいますよ。

「アイボリッシュ」ホームページ

伊能 すみ子

伊能 すみ子
INOU SUMIKO

食の専門家であるフードアナリスト1級。
気象番組ディレクターを経て、日本をはじめ世界各国の料理や食文化を学ぶ。
エスニック、スイーツを中心に、様々な食の情報をテレビ、雑誌、ウェブなどのメディアにて提案、執筆。
自らのアンチエイジングフードのポイントは「スパイス」。
古代エジプトより薬として活用されたスパイスをこよなく愛する。
●ブログ『恋しいアジア』~アジアンフードディレクター伊能 すみ子~更新中

●著書『マカオ行ったらこれ食べよう!: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。』/div>

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