アンチエイジングニュース

「見た目のアンチエイジング研究会」レポート(4)
体内リズムとアンチエイジング / 渡部 雄一 氏

生物は自身の中に体内リズムを持っており、外的刺激なくしてそれぞれがその周期特有のリズムを作り出すことができるとしたうえで、アンチエイジングとの関係について語った。

まず生体内の内的リズムを作り出す要素の一つに「時計遺伝子」の存在が挙げられるが、これが健康に影響する理由として、1970年代を境に糖尿病患者が増加したことを挙げた。その当時と現在とを比較したときに、就寝時間と夕食時刻の平均時間が遅くなっていることと関連があるのでは、と仮説を述べた。

これを証明する為に、時計遺伝子であるBMAL1(ビーマルワン)の機能を抑制したマウスの実験を通して、夜間、BMAL1と共に、脂質の取り込みに関わる因子の発現が増えると発表した。

よって夜は脂質を取り込みやすいため、太りやすい原因となるのではないかと結論づけた。

  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧