アンチエイジングニュース

★お金も時間もかけない健康法「睡眠」
アンチエイジングに必要不可欠なものは「食事・運動・睡眠」の三つだ。今までにアンチエイジングネットワークが実施してきた意識調査でも、これらの基本的な方法に対する関心が高いことがうかがえる。(下記グラフ参照)

「睡眠」は通常の健康な人であれば当たり前に訪れる生理現象だ。睡眠中は身体や精神を休息させるほか、成長ホルモンが分泌され、傷を治したり、身体や肌の新陳代謝が行われる。最近では「朝活」や「時短料理」などに代表される、効率的な時間の利用法が注目されるようになってきた。「睡眠」は時間の無駄もなくほとんどお金もかからない、最高に合理的な健康方法といえる。
以前にも「睡眠」について何度か本サイトでご紹介したことはあったが、ここでまた改めて「睡眠」を掘り下げてみたい。

★睡眠でアンチエイジング!
ところで、なぜ「睡眠」がそんなに健康にとって大事なキーワードになるのかご存じだろうか?気になる疑問を早速「睡眠」のプロであるパラマウントベッド株式会社(アンチエイジングネットワーク賛助会員企業)に伺ってみた。

Q.なぜ睡眠はアンチエイジングに不可欠な要素なの?
――「睡眠」は人が健康を維持するために欠かせない要素です。睡眠中には美容・健康が作られているからです。

Q.「睡眠中に美容や健康が作られている」ってどういうこと?
――睡眠中、美容・健康に効果的なことの例として「ダイエット効果」「デトックス効果」「肌の水分率向上」などが挙げられます。

●ダイエット効果
平均睡眠時間が7~9時間の人に比べて、4時間以下の人では73%、5時間の人では50%、6時間の人でも23%に肥満傾向がみられたそうだ。
このように、ただ「寝れば痩せる」というわけではないものの、さまざまな研究結果によって睡眠とダイエットが案外切り離せない関係であることが分かってきた。

●デトックス効果
食後2~3時間で食べ物は粉々になりながら腸へと移動する。その空腹時に腸内は「お掃除モード」に切り替わる。このように胃が空っぽの状態で寝れば、胃腸は十分な休息を得ることができる。
さらにカラの状態の胃に朝食をとれば、腸内に強いぜん動運動が始まり、排便が促される。良い睡眠習慣が便秘予防につながる。

●肌の水分率向上
「夜22時~2時はお肌のゴールデンタイム」と聞いたことのある方は多いだろう。この時間帯は美肌のカギとなる成長ホルモンが多く分泌される時間帯と言われている。成長ホルモンは後述するが、肌の水分量に関係するホルモンである。

Q.睡眠中には様々なホルモンが分泌されると聞いたことがありますが、
 それについて教えてください。

――主に睡眠中に分泌される物質として「メラトニン」や「成長ホルモン」などが挙げられます。
「メラトニン」は<体内時計の調整作用>、<抗酸化作用>、<抗腫瘍作用>など、様々な効果を持つホルモンであることがわかってきました。
さらに今注目されている「成長ホルモン」は別名「若返りホルモン」と呼ばれるほど、アンチエイジングに縁の深いホルモンです。これは深い睡眠時に分泌され、脂肪分解や肌水分率の向上、薄毛の予防などに効果的だとされています。

Q.では最後に、睡眠は「量」ではなく「質」が重要、とのことですが、
 「良質な睡眠」へ導くためのポイントがあれば教えてください。

――規則正しい生活を送り、生活にメリハリをつけることがポイントになります。毎朝決まった時間に起床し、朝日を浴び、朝食をしっかり食べます。日中は適度に体を動かし、活動的に過ごします。夕方以降は居眠りをしないように気をつけます。夜は明るすぎる光は避け、就寝直前の食事、パソコン、仕事も控えます。寝室の温湿度や寝具などの睡眠環境を整え、快適に眠れる環境を作ることも重要です。

★新企画スタート!
このように「睡眠」は「食事」と同じように、生命活動を維持するために必要不可欠な現象でありつつ、美容や健康を促進してくれる。効率的にアンチエイジングがしたいと望む方は、「睡眠」に注力するべきだ。
しかし「食事」の場合と事情が違うのは、良い睡眠をとるための情報がまだ少ないため、具体的に何をどう始めたら良いのかがわかりにくい。いまや日本では「5人に1人が睡眠不足」といわれているくらい「睡眠」でお悩みの方は多い。そこでアンチエイジングネットワークでは、パラマウントベッド株式会社とコラボレーションし、睡眠改善を提案していく企画をスタートすることになった。パラマウントベッドでは、最新の睡眠研究をもとに生まれた睡眠改善を目指すコンシューマー向けブランド「スマートスリープ」を立ち上げている。モニター企画では、科学的根拠に基づいたうえで、睡眠改善インストラクターが個別でアドバイスしてくれる予定だ。
(AAN WEB編集部・小田真弓)


モニター企画の詳細はこちらをご覧ください。

★睡眠モニターの監修をしていただく、浜中先生からメッセージ
実際に睡眠でお困りの患者様は、必要と分かっていても
寝付く時間が遅かったり十分な睡眠時間が確保できなかったりする現状があります。
またストレスやアルコール、ホルモンバランスの崩れなどが
原因できちんとした睡眠をとれない方も多く見られます。
この機会に睡眠を見直してみてはいかがでしょうか?
浜中聡子先生(AACクリニック銀座院長)

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