アンチエイジングニュース

カラーコーディネートレッスン「涼しいインテリア」

みなさん、こんにちは。パーソナルカラリストの斎藤薫です。

長い梅雨も終わり、いよいよ夏本番ですね。これからの暑い季節、お部屋で快適に過ごすために少し色のチカラを借りてみるのはいかがでしょう?
今回は夏の涼しいインテリアのカラーについてお話いたしますね。

まずこちらをご覧下さい。

次にこちらをご覧ください。

同じお花のアレンジメントなのですが、最初の赤・橙・黄のアレンジよりも、次の緑・青・紫のほうが涼しそうに感じませんか?

ある会社でのことです。社内の食堂の壁が寒色系の明るいブルーの時、室温を21度で設定していると、「寒い」という苦情が続き、24度に設定を上げてもジャケットやストールを羽織って食事をする社員が多くいました。
ところが、壁の色を暖色系の淡いオレンジ色に変えたところ、今度は24度の室温では「暑い」と苦情がでて、21度の温度設定で快適に感じるということで落ち着いたのです。

色の実験でもガラス容器に青緑色に染めた水と、赤オレンジ色に染めた水(勿論両方とも同じ温度です。)に手を入れた場合、ほぼ全員が青緑色の水は冷たく感じ、赤オレンジ色の水は青緑色の水よりも温かく感じるという結果がでるのです。

寒色系の色(青、緑青、青緑)と暖色系の色(赤・橙・黄)では心理的温度差はだいたい3度もあるのです!
この様に、暖色系の色と寒色系の色は、実際の温度とは関係なく心理的に温かく感じたり、冷たく感じたりするのです。
そしてさらに、色はこのような心理的作用に加えて、私たちの体に直接作用しているのです。

続けて説明していきますね。暖色系の色は交感神経を刺激して、私たちの体を興奮状態にします。そうすると体温も上昇してきますよね。そして寒色系の色は副交感神経に働きかけるので、体はリラックス状態になります。自律神経系への刺激も少ないので体温も下がるのです。

これまで説明した色が持つ特性を、お部屋のインテリアに取り入れましょう。

夏を涼しく快適に過ごすためには、やはり寒色系(青、緑青、青緑)の色と涼しげな白や透明なクリアな色でインテリアをまとめるのが良いでしょう。
広い範囲、つまり壁の色やカーテンを寒色系に変えると一気に涼しく感じるのですが、そこまでしなくても、クッションカバーやテーブルクロス、インテリアアクセサリー、タオル、スリッパ、飾るお花などを、ブルー、ブルーグリーンなどにするだけでもかなり涼しげなインテリアになります。
そして、ベッドまわりの色、シーツやピローカバー、肌布団、パジャマなどを寒色系にすると、リラックスし、熱帯夜も少し過ごしやすくなります♪

インテリアの色をチェンジして、暑い夏を涼しく、快適に過ごしてみませんか?

斎藤 薫 (パーソナルカラリスト)
パーソナルカラリストとして、個人向けアドバイス、ロータリークラブでの講演、フィニッシングレッスンなどを開催。

HP:「パーソナルカラーサロン エクリュ」

  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧