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女性は人によって違いがありますが、40代後半から50歳前後位で閉経を迎えます。閉経と同時に女性ホルモンの分泌量が急激に減り、自律神経の働きが崩れることにより、身体の不調を訴える人がいます。これを「更年期障害」といいます。
男性にも更年期障害があります。女性のような閉経という大きな変化がないので、発症がわかりにくいのですが、性機能の低下のほか、女性と同様に自律神経失調症のような症状が現われたり、うつのような神経症状となって現われることがあります。 |
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●更年期障害
女性の更年期障害の3大症状は、のぼせ、ほてり、発汗です。これらは、閉経を迎えてエストロゲンなどの女性ホルモンの分泌量が著しく減り、自律神経の働きが崩れることにより起こります。3大症状のほかに、疲れやすい、めまい、頭痛、頭重、耳鳴り、だるい、肩こり、腰痛、皮膚のかゆみ、手足の冷え、手足のしびれ、下痢または便秘、動悸、息切れ、食欲不振、気分の落ち込み、物忘れ、性欲減退などのようなさまざまな症状が起こることがあります。個人差があり、何も感じない人もいれば、重い症状が7〜8年も続く人もいます。
●骨粗鬆症
骨は、破骨細胞が骨を壊し、骨芽細胞が骨を作るという過程を繰り返して、常に骨を作り変えています。女性ホルモンのエストロゲンが破骨細胞の働きを抑え、骨芽細胞を促進しています。更年期でエストロゲンの分泌が減ると骨芽細胞の働きが弱まるため、女性は閉経時に骨粗鬆症になりやすいといえます。
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| 医療機関でホルモン分泌量を調べる検査を実施し、不足している女性ホルモンを補充します。うつ症状が強い患者には、抗うつ剤が処方されることもあります。 |
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| 「更年期障害」は、「女性の閉経に伴う種々の体調不全の発症」という女性特有のものと思われがちですが、実は男性にも更年期があるのです。いまや「更年期障害」と言われる症状に、中高年男性の実に約1,000万人もが直面していると言われています。男性の場合、男性に更年期障害なるものがあるという認識がなく、忙しい生活の中での症状発症であるため、ほとんどの場合、多忙な仕事に起因する疲労による身体不調と思い込んでひとりで悩んでいる場合が多いと考えられます。また、「更年期障害」というのは正式な病名になっていないため、カルテに記入する際は「うつ病」「慢性疲労症候群」「ED」「性腺機能不全」といった違った病名がつけられているケースが多くみられます。 |
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男性更年期は、性ホルモン変化と社会的生活上のストレスの両者によって脳中枢に起こる総合的に広い意味での生化学的変調が、基本的な発症の原因といえます。加えて、子育ても一段落し、夫婦間の男女関係(性的関係含む)変化が生じる時期と重なることも原因のひとつに考えられます。
●日本での男性更年期障害治療への理解
欧米に比べ日本では、男性更年期治療のために泌尿器科を受診すること自体が、その症状を医師に相談することも含め、高いハードルになっています。男性更年期やその治療に対して社会全体の理解が必要であるとともに、患者とその環境を見直していくことが大切になってきます。
●更年期障害の臨床症状(頻度順)
男性と女性の更年期障害の症状はよく似ています。発症年齢は、55〜60歳が多いのですが、早い人では40代頃からはじまる場合もあります。また、日本臨床男性医学研究所の調査によると、つぎのような症状が挙げられました。
◆男性の場合
| 1: |
神経質(主観的) |
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2: |
疲労 |
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3: |
不眠 |
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4: |
興奮状態 |
| 5: |
抑うつ状態 |
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6: |
頸背部痛 |
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7: |
頭痛 |
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8: |
のぼせ |
| 9: |
頻脈、心悸亢進 |
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10: |
記憶力、集中力減退 |
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11: |
めまい |
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12: |
便秘 |
| 13: |
漠然痛 |
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14: |
神経症 |
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15: |
視野暗点 |
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16: |
知覚異常 |
| 17: |
寒気 |
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【性感減退 75% インポテンス 50%】 |
◆女性の場合
| 1: |
神経質(主観的) |
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2: |
のぼせ |
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3: |
興奮状態 |
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4: |
疲労 |
| 5: |
抑うつ状態 |
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6: |
便秘 |
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7: |
漠然痛 |
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8: |
頻脈、心悸亢進 |
| 9: |
めまい |
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10: |
記憶力、集中力減退 |
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11: |
不眠 |
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12: |
頭痛 |
| 13: |
神経症 |
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14: |
頸背部痛 |
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15: |
視野暗点 |
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16: |
知覚異常 |
| 17: |
寒気 |
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【月経異常 99% 無月経 58%】 |
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男性更年期の治療を紹介しましょう。男性更年期は、性機能低下のほかに、自律神経失調症やうつのような精神症状が現われることが多いようです。その症状が男性更年期によるものなのか、もしくは他の病気によるものなのかを判断するため、医療機関ではつぎのような検査を実施します。
●検査方法
1.体調・気分調査(問診表による)
2.血液検査-男性ホルモン(テストステロン、フリーテストステロンなど)を中心としたホルモンと前立腺のPSAなどの測定
3.性機能検査-男性としての性的機能を簡単に行う検査
4.排尿に関する検査
検査により、男性更年期と診断されるとつぎのような治療を医師の判断により行います。
●主な治療内容の一例
薬剤処方
男性ホルモン処方
漢方薬
定期的なアンドロゲン注射
精神療法 (鬱やその他メンタルヘルスケアの治療)
◆テストステロン(=Testosterone)
男性ホルモンの一種です。天然に存在する物質の中では、最も生理活性の強力な男性ホルモンと言われています。
◆アンドロゲン(=androgen)
男性ホルモンのこと。その中には、テストステロンほか、ジヒドロテストステロン(DHT)、デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)、アンドロステロン、アンドロステンジオンなどがあります。天然のアンドロゲンはステロイドで、体内でアンドロスタンジオンが変化して作られています。 |
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一般的な男性更年期の症状を挙げましょう。
(1)排尿回数が増える
(2)性行為への興味が無くなる
(3)妻との性行為が無くなる
(4)朝の勃起症状が乏しくなる
(5)射精するまでの時間が長くなる
(6)勃起不全
(7)時々、孤独感に襲われる
(8)お酒を飲まないと眠れない
(9)疲れが抜けない
(10)怪我や病気から回復するのに時間がかかる
(11)スポーツなど肉体的な運動が面倒になる
(12)髪の毛が薄くなる
(13)全身の筋肉が衰え、腹がでてくる
上記のような症状が多く感じられる場合は、早めに男性更年期の専門外来を受診しましょう。 |
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