アンチエイジングニュース

「アンチエイジングトーク」Vol.2 タレント 城咲 仁さん

健康で美しく歳を重ね、自分らしく、素敵な生き方をしたい。そんな生活を実践されている方々の健康や美容の秘訣を伺う「アンチエイジングトーク」。
第2回のゲストは、「健康の基本は食生活から」と、自慢の料理で健康管理をしているというタレントの城咲 仁さんです。

素材にこだわったバランスのよい食事と
水分摂取&デトックスで自己管理

Vol.2 タレント 城咲 仁さん

料理上手で知られ、食事は基本的に自炊という城咲さんの健康の秘訣は、素材にこだわり、バランスを考えた食生活にあるといいます。また、老廃物を体に溜めないよう、常に水分摂取をして循環をよくすることも習慣になっているとか。
今回は、城咲 仁さん流”健康”&”美容”の秘訣「素材にこだわったバランスのよい食事と水分摂取&デトックスで自己管理」について伺います

――朝晩欠かさず飲む常温の水
朝起きた時と寝る前は、毎日必ず常温のミネラルウォーターを飲むことを習慣にしています。朝晩に限らず1日を通して水分を多く摂取するように心がけていますが、体を冷やさないよう、氷を入れたり冷蔵庫で冷やしたりせず、飲んでいるのはすべて常温の水です。体温が1℃下がるだけでもかなり代謝も悪くなるらしいので、冬は白湯を飲むことも多いですね。
朝は目覚めの水分補給という感じですが、夜寝る前に水を飲むことは、お酒好きの僕にとって体内を浄化するという意味があります。水分を多く摂ることで老廃物を体内に溜めず、常に排出していれば体調もよくなり、肌もきれいになるという自己流のデトックスですね。
人間の体は殆ど水分でできているわけだし、地球だってそうですよね。そう考えると人間の体にとって水はとても重要な物だと思うのです。ですから、1日の最初と最後に体に入れるのは絶対に水!!

――自炊中心でバランスのよい食生活
肉も揚げ物も大好きですからガッツリ食べますよ。ただ、肉や揚げ物が何食も続くといった食生活はしません。ガッツリ食べた翌日は胃にやさしいスープや温野菜を摂るとか、食べ合わせや前後の食事のバランスを考えて調整します。肉を食べた翌日は野菜や魚を、油分を多く摂ったら酢のきいたものや柑橘類を摂る等の調整は僕の中では自然なこと、まさに習慣です。
自分で料理を作りますから、ちょっと酢を多めにとか、塩分や油を控えめにとかその時の体の状態に合わせて自由に味付けをアレンジできるわけです。そういった部分でも外食ばかりの生活に比べると可能な限り自炊をしていることが健康管理になっていると思います。
ただ、先ほども言いましたが、これはまったく自然にしていることなので、ホント、クセですよね。努力して自炊しているとか義務的に野菜を食べるとかではなく、自然に体に優しいものを作って、食べている。これは、バーテンダー、ホストというお酒に関わる仕事をしてきた中で、日常的に食生活で健康管理をせざるを得ない状況だったことで自炊を始め、その後の経験から自然と身についた自己管理のためのクセです。ちょっとした変化も見逃さずすぐに対処すれば体調を壊すことを回避できる、自己防衛ですよね。芸能界に入ってからはさらに日常的に体に優しいものを摂ろうという意識が強くなった気がします。

――素材にこだわる
食材も自分で買いにいきます。仕事の都合もあり、毎日買い物に行けないのでまとめ買いをするのですが、買い物をする時は多少値段が高くても国産の鮮度や質のよい食材、調味料を買うことにしています。自分の体の中に入る物は将来の自分の体を作っていくものでしょ、アンチエイジングという視点からも日々の積み重ねが大切。将来ではなく、今から素材のよいものにこだわらないといけないですから。
これって、贅沢をしているように思われるかもしれませんが、そうではないんですよ。高い食材を買ったらその素材を無駄なくおいしく食べようと思うから新鮮なうちに料理をして食べる。食べきれないと思ったら小分けにして冷凍保存をしたり、ソースやスープにして保存する等、捨てるのがもったいないから工夫をするわけです。冷凍室に温めれば食べられる状態の食材が入っていれば忙しい時にも簡単に食事ができるし、安心して食べることのできる食材から作られた食事を日々摂っていることで体調も良くなると思いますから。安いからと大量に買い込み、使い切れずに捨ててしまうことを考えたら、ちょっと高くても全部しっかりと使い切ったほうが体にも環境にもやさしいですよ。

――野菜中心の体に優しいレシピ
トークショー等で「私は城咲さんみたいに料理上手じゃないから野菜をそんなに食べられない」という声を聞いて、「何で?」と思ったことがありました。野菜料理って決して難しいわけじゃないのにって。そんなことがキッカケになり、野菜中心のレシピ本を出しました。今食べている物が10年後の細胞を作るという話を聞いたことがあるのですが、自分や好きな人のために体にやさし料理を振舞い、今おいしくて、さらにその人の10年後の細胞を作りだすなんて素敵じゃないですか? さらにその相手がその時も一緒にいたりしたらこれって愛でしょ! だったら、簡単で体に優しい料理を提案しようと、難しいことではなく、切って、焼いて、タレをつけて食べるだけみたいな簡単でおいしいもの。なおかつ砂糖の代わりに蜂蜜を使う、美肌効果のある食材を提案する等さり気なく体に良い食材を使う習慣をつけられるレシピを考えました。今も美味しいけれど10年後の細胞に栄養を送るなんて手軽に続けられるアンチエイジングですよ。

――自己管理の秘訣は暴飲暴食!?
世間では、毎日30品目の食事をとりましょうとか、毎日何カロリーに抑えましょうといった食事の管理を心がけていますが、僕の場合1日で考えず、1週間でバランスをとるよう考えます。僕はお酒も食事も大好きなので、仕事が休みだったり、比較的スケジュールが緩やかな日の前日の夕食を何よりも大切にしています。ここで好きなだけお酒を飲みながら好きな物を食べる、いわば”暴飲暴食”をしたいんです。食べたいもの、飲みたいものを我慢しすぎるのは楽しくないし、精神的に辛くなります。それは本末転倒で、食事って楽しく美味しくが基本じゃないですか?ただ、毎日暴飲暴食をしているわけにはいかないので、週に1度くらいのペースで大好きなお酒を満足するまでガンガン飲み、食べたい物を食べます。その代わりそれを毎日続けることは絶対にしない。1日は楽しめる日を作り、その前後でバランスを調整すればストレスもたまらないし、昨日好きな物を食べたのだから今日はちょっと控えようという無理のない節制が出来ると思うのです。メリハリですよね。
だから、敢えて、僕の健康法は暴飲暴食!!(笑)
30代を迎え、今後はより多くの人に元気を与えられる存在になりたいと思っています。そのためにも自分自身が健康でいることが第一。今の体型をキープし続けるためにも今後も体に優しい食生活を継続し、自然体のアンチエイジング対策をしていきたいと思います。

取材・執筆:岩原明子(フリーライター)


『野菜たっぷり おいしいレシピ』


『消しゴム屋2』

プロフィール
城咲 仁(しろさき じん)

1977年9月23日生まれ。
新宿・歌舞伎町のホストクラブで5年間No.1ホストを務め、カリスマホストとして全国にその名を轟かせながら突如ホストを引退。同年タレントに転身し、卓越したトークと気さくな人柄でバラエティー番組を中心に活動を始める。その後映画、ドラマ、舞台等活動の幅を広げる。また、自慢の料理の腕前を披露したHPでのレシピ連載やレシピ本の出版等多岐に活躍中。
主な作品に、映画『春の居場所』、舞台『日ノ丸レストラン 改訂版』、『mama loves MAMBO Ⅳ』、書籍『すべての女が幸せになれる! 』(講談社)、『野菜たっぷり おいしいレシピ』(ORENGE PAGE)。
最新情報:Vシネマ主演作品第2弾『消しゴム屋2』DVD絶賛発売中
『ハートにジンジン LOVEごはん』 (2006年3月~、オレンジページHPで連載中)
アメーバブログ内で城咲仁オフィシャルブログ『gracias』展開中。

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