アンチエイジングニュース

「アンチエイジングトーク」Vol.1 女優 今村 恵子さん

健康で美しく歳を重ね、自分らしく、素敵な生き方をしたい。そんな生活を実践されている方々の健康や美容の秘訣を伺う「アンチエイジングトーク」。
第1回のゲストは、日常生活の中で無理せず続けられるセルフケアを実践されているという女優の今村恵子さんです。

お肌も体も”甘やかさず””手を抜かず”
無理をしないセルフケアを

Vol.1 女優 今村 恵子さん

美容も健康も日々の積み重ねから。だから特別なことではなく、日常生活の中で無理なく習慣付けられるケアを大切にしているという今村さんは、日常的に使う物等を楽しみながら吟味し、自分らしい生活をするための準備は怠らないとか。
今回は、今村恵子さん流”健康”&”美容”の秘訣「お肌も体も”甘やかさず””手を抜かず”、無理をしないセルフケア」について伺います。

――酵素で健康管理
酵素、スピルリナ、ビタミンCを毎日欠かさず摂っています。中でも最近は酵素がお気に入りです。自宅にいる時は液体を水で割って、撮影中や忙しい時等はタブレットでと、その時のスケジュールにより摂り方は違いますが、基本的には地方ロケの時でも持参して必ず飲んでいます。
ドラマや映画の撮影が始まると生活が不規則になりがちですし、地方ロケ等ではどうしても便秘ぎみになってしまうので、お通じをよくするためにも酵素は必須ですね。その他では、イチジク、マンゴー、レーズン等、ドライフルーツを食べるようにしています。これも地方ロケの必需品で、疲れた時や台詞覚えが悪いと感じた時の手軽な糖分補給に加え、食物繊維・ビタミン・ミネラル等の補給にもなり、間食をしているのに酵素同様便秘対策にもなります。撮影中、お肌の調子を良い状態に保つためにも私にとって便秘は大敵なのです。体調が優れなかったり、お肌の状態が悪くなったりすることはストレスになり、精神状態まで悪くなりますから、常に「滞らせない」ことを心がけています。

――愛用はナチュラルコスメ
10代、20代の頃はニキビに悩まされていて、今でも油断をすると体調によってニキビができてしまうので、お肌のケアも気を抜いたり、手を抜いたりしてはいけないと思っていますが、あまり肌を甘やかしすぎると、肌が自分で活性する力が弱まってしまうような気がするので、私のアンチエイジング対策は、洗顔で汚れをしっかりと落とし、必要な水分や栄養分を補いながら、健やかな肌状態をキープすることを基本に、自分の肌に過保護にならないお手入れを心がけています。
例えば、毎朝必ずシャワーを浴びて顔や首の裏などを温めていますが、それでも顔がむくんでいると感じると、同じ場所を蒸しタオルでさらに温めて血行をよくする、クリームを塗る時に自分なりのリフトアップマッサージをするという具合に、簡単なセルフケアを日常生活に取り入れる程度ですが、「アンチエイジングは一日にして成らず」というか、毎日の積み重ねが大切で、それには特別なことではなく、無理なく続けられることを基本にと考え、実践しています。毎日使う基礎化粧品はなるべく自然由来の物を使うようにとか、簡単なことなら続けるのも苦になりませんから。最近は、食生活同様、化粧品も酵素入りの物がお気に入りです。
今は、多くの情報が入って来る時代なので、何もかも取り入れすぎると逆効果ですよね。今から自分を甘やかし過ぎるとこの先長いですから(笑)。その時の年齢に必要なものを適度に摂取しながら健康、美容ともキープしていきたいです。

――大好きなアロマで毎日のセルフケア
私にとって「香り」の存在は大きく、毎日の生活の中で好きな香りに包まれていることがストレス解消やリラクセーションになります。アロマが大好きなので、台詞を覚える時、部屋でのんびりする時、花粉症に苦しんでいる時等、その時の状態に合わせ、好みで精油をブレンドしてリフレッシュしています。
入浴剤やボディソープも気分にあわせ、アロマの香りのするものを使いますし、肩こり対策に首筋などをセルフマッサージする時もアロマオイル。最近は年齢的にセルライトも気になるので、セルライト用、むくみ用等とブレンドされたマッサージオイルで入浴後にセルフマッサージをしたりしていますから、私の日常にアロマは欠かすことの出来ない存在です。同じ香りでもメーカーによって香りが違ったりするので、お散歩がてらショップを覗いて新しい物をチェックすることもストレス解消法の1つ。楽しみながら続けられる趣味が体にもいいといった感じです。

――歳を重ねることも悪くない
20代の頃は、大人しいイメージに見られがちで「ジーパンとか履かないでしょ」等といわれることへの秘かな反発だったのか、女性らしくあることに全く興味が無く、色気と無縁のカジュアルな服装ばかりしていました。でも、30代になってから、知らないうちに入っていた肩の力がスッと抜けたというか、春には柔らかい色のスカートもいいなとか、ヒールを履こうかなとか、女性らしい服も自然に手に取るようになりました。
多分、30代になり、多少なりとも人生経験を積んだことで、「周りに流されるのではなく自分らしくあることが大切」だと思えるようになってきたのだと思います。自分らしさが何なのか、まだ十分に分かりきってはいませんが、周囲の目を気にするのではなく、自分が”好き”とか、”心地良い”と感じることが大切なのだと思えるようになった30代は、とても居心地がいい年代です。心も体も自分らしい状態がどんな状態なのかがわかってきた今、歳を重ねるのも悪くないかなと思っています。
とはいえ、お肌の状態や体型的なことは日々気になりますから、お肌も体も “甘やかさず””手を抜かず”無理をしないセルフケアでアンチエイジングをしていきたいと思っています。そして将来は可愛いおばあちゃんになりたいですね。20代までは親にもらったままの容姿でも、30代からはその人の生き方で表情が作られると思うのです。ですから、お肌や体のアンチエイジングはもちろん、メンタル面も大切にして、まっすぐに、前向きに生きていきたいと思っています。”絶対に口がへの字になるような生き方はしない”というのが私の人生の目標でもありますから、今後は、健康・美容面では”甘やかさず””手を抜かず”を基本に、メンタル面では歳を重ねながら、しなやかでやわらかい心をもった女性になりたいと思います。

取材・執筆:岩原明子(フリーライター)
写真:田尻光久



衣装協力:ANNE KLEIN NEW YORK
プロフィール
今村 恵子(いまむら けいこ)
1974年1月31日生まれ
1991年 37,000人以上の応募者の中から第3回東宝シンデレラに選ばれ、1993年『ゴジラVSモスラ』(東宝系)では、第16回日本アカデミー賞新人賞を受賞。その後ドラマ、映画を中心に活躍。代表作に映画:『ゴジラVSモスラ』『ひめゆりの塔』(東宝系)。ドラマ:『ザ・美容室』(東海テレビ)『スウとのんのん』(TBS系)各主演、大河ドラマ『信長―KING OF ZIPANGU―』(NHK)、『科捜研の女(2)』(ANB)、「2ndハウス」(TX系)他、2時間ドラマ等では欠くことのできない存在として数多くの作品に出演。
また透明感のある美声を生かし、声優としても『H2』『花より男子』(ABC)、『オールイン』(NHK BS2)等で活躍。ヒロイン ソン・ヘギョの吹き替えを担当し人気を博した韓国ドラマ『オールイン』はDVD絶賛発売中。
  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧