アンチエイジングニュース

お正月には、おせちと共にお刺身も沢山食べられたことと思います。

しかし、お刺身には必ず大根を千切りにした“つま”が添えられていますが、お刺身の血がついていて気持ちが悪いといって、食べない人も多いようです。

ところが、この大根のつまには重要な役割がありますので、今回はそのお話です。

大根のつまは盛り付けを美しく見せるだけでなく、刺身の水分を吸収し、鮮度を保つのに大切なものだそうです。

また大根には、辛味成分であるイソチオシアネートが含まれていますが、細菌の繁殖を抑える作用もあります。

このイソチオシアネートは、切ったり、すりおろしたりすることで活性化するそうで、大根の壊れた細胞が酸素に触れると生成されます。

また、売れない役者のことを「大根役者」といいますが、これは大根を食べると「食中毒にならない=あたらない」ことから、売れない役者を示すようになったという話もあるほどです。

それ以外にも、大根にはジアスターゼという消化酵素が多く含まれており、消化を促進し、胃をスッキリさせる効果があります。

もちろん、生の大根には、熱に弱いビタミンCなどの水溶性ビタミンが多く含まれています。

このように、大根のつまはお刺身の飾り物ではなく、れっきとした役割を持っていますので、ぜひ残さず一緒に召し上がってくださいませ。

 

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。

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