アンチエイジングニュース

「インフルエンザの予防には日光とビタミンD」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(473)

インフルエンザが全国的に流行しています。

国立感染症研究所によると、今年のインフルエンザはA型H1pdm09の検出割合が多く、次いでB型、AH3亜型の順のようです。

インフルエンザの予防には、ワクチンを接種してもらうのが一番ですが、ウイルス型に一致したものでなければ効きません。
ですから、手洗いやマスクなど、どんなウイルス型でもOKな予防法も重要です。
また、ビタミンを十分に摂るもの有効です。

そこで今日はインフルエンザ対策としてのビタミンについてのお話です。

米国Atascadero州立病院のJohn J Cannell氏等らがVirology Journal誌に報告したものによると、「ビタミンDがインフルエンザの予防に有効」のようです。

この研究者らはインフルエンザの流行のパターンを調べていたのですが、そのパターンをよく見ると、”ビタミンDの欠乏と強い関係がある”との結論に至りました。

ちなみに、インフルエンザウイルスの流行は他の感染症の流行とは異なり、次のような不可解な点があるのだそうです。

1.なぜ、インフルエンザは季節性で、世界中の至る所で発生するのか?

2.なぜ、インフルエンザの流行はそんなに爆発的なのか?

3.流行はほぼ同じ緯度の国々で、何故、同時に起こるのか?

4.昔は輸送手段がなかったにもかかわらず、何故世界に早く広まったのか?

そして、このような疑問を解く鍵として、ビタミンDの欠乏と関係しているのではないか、と気づいたのだそうです。
ビタミンDは、太陽光を浴びることによって体内に出来ますので、日光に当たることが必須です。
ところが、冬は太陽光が弱く、また寒かったり、雨の季節となって外に出ることが少ないために、ビタミンDの体内量が低下します。

それが冬にインフルエンザが流行する理由で、ビタミンD欠乏症の季節変動とよく一致していると考えました。

実際、呼吸器系の感染はビタミンDの低下により起こることが知られています。

したがって、以上を考え合わせると、1日2,000国際単位のビタミンDサプリメントを摂れば、インフルエンザの予防が可能である、と述べられています。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。

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