アンチエイジングニュース

「風邪薬はお酒と一緒に飲まない!」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(472)

突然の大雪です。
今年は暖冬と、やや油断していたところでしたので、当地でも大騒ぎです。

また、インフルエンザなどの風邪もはやり始めているようで、大相撲初場所では何人もの幕内力士も休場しているようです。

昨日も薬局で風邪薬を求める人を多くみかけましたので、皆様ご注意ください。

そこで今日は、風邪薬についてです。

風邪症状が出たら、まず薬局等で風邪薬を手に入れ、自分で治そうとするのが普通ですが、市販の風邪薬を飲みすぎたりすると、肝臓障害などの重大な副作用を起す可能性があるというお話です。

特に風邪薬や頭痛薬に含まれる成分を過剰に摂取したり、お酒と共に飲んだりすると、肝臓障害や胃の出血などの重大な副作用を引き起こす危険性があります。

解熱、鎮痛剤として用いられるアセトアミノフェン、非ステロイド系抗炎症薬のアスピリン、イブプロフェン、ケトプロフェン、ナプロキセンアセトアミノフェンなどで、多量に服用する際に肝臓障害の危険性があります。

また、非ステロイド系抗炎症薬については、肝臓障害だけでなく、胃の出血も起こす可能性があります。

さらに、これらの薬を飲んだ後に飲酒をしたり、あるいは複数の薬を併用したりすると、体内での成分の濃度が高まり、副作用の危険性が高くなります。

実際、風邪薬の副作用により、毎年数千人の死亡者が出ているとの調査結果もありますので、注意が必要です。

病気というと、すぐ「薬」となってしまうのが、日本人の悪い癖です。

総合感冒薬は、あくまでも対症薬で、風邪のウイルスをやっつけてくれるわけでありません。

身体が、せきや発熱で、あなたの生活習慣について「このままでは危ないですよ」と教えてくれていると考えて、栄養と睡眠を摂ることが重要です。

「かかったかな?」と思った時には、すでに感染から2~3日は経っており、薬で症状をおさえたところで、早く治るわけではありません。

そんな時はやはり、じっくり休むのが、結局は一番の近道です。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。

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