アンチエイジングニュース

「トマトにアトピー性皮膚炎の有効成分」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(453)

今年の春から始めた家庭菜園、最近になっていろいろな野菜の実がなりはじめました。
中でも、ミニトマトが好調です。小さいながら、新鮮さとおいしさは格別です。

そこで今回はトマトに関する話題です。

トマト抽出物に、アトピー性皮膚炎を緩和するという話題です。
これは キッコーマンが、東北大学との共同研究で見つけたもので、日本農芸化学会大会で発表されたものです

以前からキッコーマンは、アレルギー反応を抑える効果のあるポリフェノール「ナリンゲニンカルコン」を含有したトマト抽出物について、研究を進めていました。

このナリンゲニンカルコンは、トマトの果皮に含まれるトマト特有のポリフェノールで、既にスギ花粉症や通年性アレルギー性鼻炎などのアレルギー症状を緩和することがわかっていました。

そして、それに続いて「アトピー性皮膚炎」に対する効果を動物試験で調べました。

実験では、ダニ抗原によって作成したアトピー性皮膚炎モデルマウスに、トマト抽出物あるいはナリンゲニンカルコンを摂取させました。

次いで、アトピー性皮膚炎の特徴である、ひっかき回数、経表皮水分蒸散量、皮膚炎症状などの症状変化を調べました。

その結果、b>トマト抽出物、ナリンゲニンカルコンを摂取すると、これらの各スコアが低下し、アトピー性皮膚炎の症状緩和することがわかりました。
特に、ナリンゲニンカルコンの摂取の試験では、アレルギーの指標となる血清IgE(免疫グロブリンE)の上昇が抑制されることが確認できたそうです。

これらの結果より、トマト抽出物はアトピー性皮膚炎マウスの症状を緩和する効果があり、その効果はトマト抽出物に含まれるナリンゲニンカルコンが関与している可能性が高いというわけです。

家庭菜園で作ったミニトマトにもそのような効果があることを期待しています。

例え効果がなくても、新鮮でおいしいから「良し」としますが…。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。

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