アンチエイジングニュース

「乳がん:左利きの人は特に注意!」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(433)

テレビや新聞などで、乳がん撲滅のためのキャンペーンが大々的になされています。
乳がんの治療にはなんといっても、早期発見が一番ですが、乳がんは左利きの人に多いという論文がありましたのでお知らせします。

これは、オランダの研究グループが、学術誌「英医師会雑誌」(British Medical Journal)に報告したものです。

研究では、1932年から41年までの間に出生した健康な中年女性1万2000人以上を対象に、利き腕と乳がん発症との関連性を調べました。

また、身体部位の測定と、社会的、経済的地位や喫煙習慣、乳がんの家族歴、出産歴といった疾患リスクに関係する要因を分析したところ、左利きの女性は、そうではない女性に比べて、閉経前の乳がんを発症する確率が2倍以上高いことが分かったそうです。

研究グループによると、左利きであることがなぜ乳がん発症リスクを高めるかについて、出生前の性ホルモンへの暴露に起因しているのではないかということです。

大量の性ホルモンに晒されると、乳房組織での変化だけでなく、左利きを誘発する可能性があるのだそうです。

今のところそのメカニズムははっきりしませんが、左利きである事と乳がんのリスクが高いこととは明らかに関係があると、研究者等は述べています。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。

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