アンチエイジングニュース

「日焼けで赤くなる男性は、皮膚ガンになりやすい」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(424)

先日、スノーシューハイクに行ってきました。青空のもと、新雪の上を歩く気分は最高でした。
ただ、紫外線を浴びたせいで、顔の皮膚が赤くなってしまいましたが…。

さて、太陽を浴びて日焼けをした後に、皮膚が赤くなる人と黒くなる人の2通りの方がいらっしゃいますが、赤くなる人はがんになりやすいのだそうです。これは、九州大学の入江正洋先生らが日本癌学会で発表したものです。

研究では、日頃あまり外でスポーツをしない男子学生27人に、8月の晴れた日の海辺で6時間、上半身裸の日光浴してもらいました。
次いで、血液を採取し、DNAの損傷度を示すヒドロキシデオキシグアノシンの濃度を測定したそうです。
ちなみにこのヒドロキシデオキシグアノシンが増えると、皮膚の老化を起こりやすくなり、さらに肺や肝臓、泌尿器などの発がん性を高めることが、分かっています。

その結果、黒くなる人ではヒドロキシデオキシグアノシンの濃度はほとんど変化しなかったのに対し、赤くなる人では2倍に増加していることが分かりました。
また一晩経っても赤くなる人は、依然1.5倍程度に増えていたそうです。

この結果から、日焼けで赤くなる人はDNA損傷が起こりやすく、その結果がんになりやすくなり、単に皮膚がんだけでなく、他の発がんの危険率も高くなると考えられるそうです。

しかし体質的に赤くなる人でも、日焼け止めクリームを塗った場合には、ヒドロキシデオキシグアノシンの濃度はあまり増加しておらず、DNA損傷が抑えられることも確認されていますので、直射日光の当たる機会の多い人はぜひ日除け止めクリームをご使用されることをお薦めします。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。

  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧