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「ザクロジュースは、前立腺がんの増殖を抑える。」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(397)

人間の場合は尿が出にくくなるのが目安ですが、犬の場合はウンチが出にくくなるのだそうです。

これは前立腺肥大の自覚症状ですが、それ放っておくと前立腺がんへと発展する可能性もあります。
オシッコの出方だけでなく、健康診断などで検査するPSA(前立腺がん特異抗原)の値は、前立腺がんの悪化度と直接関係しており、PSA値が高くなると要注意段階です。

さて、ザクロジュースにはPSA値を安定に保つ効果があることが明らかになりました。

これは、カルフォルニア大学ロスアンジェルス分校UCLA医学部泌尿器科Allan Pantuck博士らが、全米がん研究学会の専門誌であるClinical Cancer Research誌に報告したものです。

研究では、前立腺がんの手術や放射線治療を行った50名の男性を対象としました。
そして、PSA値が2倍となるまでの時間“倍加時間(doubling time)”を測定し、前立腺がんの悪性度としました。 
ちなみにPSAの倍加時間は、前立腺がんの再発時に劇的に増加するのですが、通常はその倍加時間は平均15ヶ月だそうです。

次にこれらの患者さんに、ザクロジュースを1日200-250ml飲んでもらい、PSAの倍加時間を調べました。
その結果50名中40人で、PSA値が安定に保たれる期間が平均54ヶ月となっており、通常の4倍にまで伸びていることが明らかになりました。

また、ザクロジュースを飲んだ人には全く副作用が見られず、ホルモン治療や化学療法とは異なり、非常に安全な療法と考えられるそうです。

今後はザクロに含まれるどの成分が重要なのかを調べるそうですが、今までの研究でもザクロには抗炎症作用があり、また細胞に障害を与えるフリーラジカルを抑える抗酸化物質が多く含まれている事が分かっています。

特にガン細胞を死滅させるエラグ酸(ellagic acid)が多く含まれることが分かっており、今後これらの成分の効果も調べる予定とのことです。

今まで前立腺がんに有効とされているものあまり知られていませんので、非常に希望が持てます。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。

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