アンチエイジングニュース

「携帯電話が、がんや火傷の原因に!」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(391)

今時、携帯電話を持っていない人を捜すのは難しい時代になってきましたが、携帯電話は健康上にはいろいろと問題がありそうです。
そこで、今日は携帯電話の健康に及ぼす影響について、2つの研究発表をお知らせします。

1)携帯電話で脳腫瘍が増加

携帯電話で1日30分以上の通話を5年間続けると、脳腫瘍が発生する危険性が2倍から3倍に増えるそうです。
これはフランス人の研究者が発表したもので、AFP通信などの仏メディアで大きく取り上げられています。

研究は、仏南西部ボルドーの公共衛生研究所(ISPED)が2004年から06年にかけて、脳腫瘍の一種であるグリオーマや髄膜腫を患った約450人を調査したものです。
それによりますと、健常者約900人と比較したところ、携帯電話の利用が少ない人ほど脳腫瘍の発生が少ない傾向が認められたということです。

著者のバルディ博士によると、「脳腫瘍の発生率の上昇は、携帯電話を最も頻繁に利用する人だけに観察された」とのことで、これを防ぐには電話を耳から離して通話できるハンズフリー機器の使用を勧めています。 

2)スマホで「やけど」が81件

スマートフォンが充電中に発熱し、やけどしたなどとする相談が急増しているそうです。
国民生活センターによると、2009年4月~13年12月に1000件を超える相談が寄せられ、うち81件は、顔や手に「やけどを負った」との内容でした。
同センターは「異常を感じたら充電を中止して」と呼び掛けています。
ちなみに、充電中や使用中のスマホの「過熱」に関する相談は、09年度は2件だったが、12年度には523件まで増加し、13年度は12月までの9カ月間で385件寄せられたそうです。

そのうち、やけどを負ったり、やけどしそうになったりしたなどの相談は268件で、原因は充電端子の過熱が65件、スマホ本体の過熱が165件でした。
充電端子の過熱では、スマホを置いていたテーブルや布団などの焼損事例が23件あり、「手や指をやけどした」との内容は11件でした。
また、本体の過熱による低温やけどなどの申し出は64件でした。

同センターは「充電端子は丁寧に扱ってほしい。就寝中、枕元で充電してスマホが体に触れた状態が長時間続くと、低温やけどの恐れもある」と呼び掛けています。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。

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