アンチエイジングニュース

「ノロウイルスはヨーグルトなどの乳製品で予防」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(373)

このところ、感染性胃腸炎のノロウイルスの流行が新聞等でさかんに報道されています。

この感染性胃腸炎は、ノロウイルスやロタウイルス、サポウイルス、アストロウイルス、アデノウイルスなどのウイルスや細菌、寄生虫によって引き起こされる感染症です。

子供の患者だけでも年間100万人にのぼるとされており、ピークは例年12月から1月頃ですので、まさに今が流行本番という訳です。

とくに、食中毒の原因第1位を占めるノロウイルスは、2012年には416件の食中毒事件が発生、1万7632人の患者が出ています。
感染後は主に腸管で増殖し、感染から24~48時間で発症するといわれています。

通常は数日で回復しますが、ひどければ死に至る危険もあり、ワクチンやこれといった治療薬もない上に、以前に感染した人でも繰り返し感染を起こす、厄介なものです。

予防には「30秒以上の手洗い」「85℃以上で1分間以上の加熱」が有効とのことですが、このところ母乳に含まれるタンパク質「ラクトフェリンが注目されているようです。

ラクトフェリンは赤ちゃんを感染症から守る役目を果たしており、免疫力を高める作用や抗ウイルス作用を有しています。

ラクトフェリンヨーグルトを販売しているメーカーによりますと、100mgのラクトフェリン含有食品をほぼ毎日食べている人は、週1回食べる人に比べて、病院でノロウイルスの疑いまたは確定と診断された割合が6.5%も少ないとのことです。

ちなみにこのヨーグルトがNHKの番組で紹介されるやいなや、翌日から売り切れになるスーパーが続出しました。

なお、ラクトフェリンは生乳やナチュラルチーズにも含まれていますので、ヨーグルトが手にはいなければこれらでもよいそうです。

どうぞ皆様、インフルエンザだけでなく、ノロウイルスにもご注意を!!

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。

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