アンチエイジングニュース

「電気をつけたままで寝ると、がんになりやすくなる。」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(365)

夜、こうこうと照らす蛍光灯の下で寝たりすると、疲れが取れませんが、それ以上にがんにもなりやすくなるという怖いお話です。
これは、ロンドンで開かれた白血病に関するミーティングで、米テキサス大学のRussell Reiter教授らによる報告です。

研究では子供を対象に、体内時計を調整する遺伝子の発現と光の影響、および白血病になりやすさについて調査しました。

その結果、本来暗くなっている夜の時間帯に照明を明々と浴びる子供では、小児性白血病にかかる率が増加することが明らかになりました。

その理由として、夜間の照明によって、遺伝物質の突然変異を防ぐホルモンであるメラトニンの産生が抑制され、その結果がん関連遺伝子の変異が増大するのでは、とされています。

またこれとは別に、夜勤をする女性は乳がんになるリスクが高いという報告もあります。 

米コネチカット大学Richard G. Stevens氏らが報告してもので、夜勤のし過ぎがもとで、メラトニン産生に異常が生じ、その結果女性ホルモンの過剰産生を引き起こして、乳がんの危険率が上昇すると警告しています。

“日の出とともに活動し、日が沈むと眠る”のが健康な生活と、昔はいわれていましたが、今回医学的にも証明されたわけです。

残業のしすぎや夜更かしには、十分お気をつけください。

また成長盛りのお子様も、規則正しい睡眠を。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。

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