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「文芸小説は情操教育や自閉症に有用」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(361)

文芸小説を読む人は、大衆小説やノンフィクションを読む人よりも、他人の感情を読み取ることに優れているそうです。

これはニューヨーク(New York)にあるニュースクール(New School)大学の研究者らが、米国の科学誌サイエンス(Science)電子版に報告した内容で、自閉症患者さんのコミュニケーションを助けるのに役立つと話題となっています。(論文タイトル:Reading Literary Fiction Improves Theory of Mind/著者:D C Kidd and E Castano/科学誌名:Science 1239918 Published online 3 October 2013[DOI:10.1126/science.1239918])

研究では、ボランティアを無作為のグループに分け、その一部のグループの人には文学賞を受賞した文芸小説もしくは短編小説を読んでもらいました。
また、他のボランティア・グループの人には、ベストセラーになった大衆小説やノンフィクション小説を読んでもらいました。
次いでボランティア全員に5項目からなるテストを受けてもらい、他人の感情をどれだけ読み取れるかを調べました。

ちなみにそのテストでは、提示された顔写真を見て被写体の感情を読み取ることや、ある架空の人物がある特定の状況下ではどのように行動するかなどを想像して答えてもらったようです。

その結果、文芸小説の抜粋を読んだグループが最も良いスコアを獲得していました。

文芸小説には複雑な内面を持った人が多く登場しますが、読者はその登場人物の心を探ろうとすることに慣れ親しんでいるためなのだそうです。

そのため、このような文芸小説を読むことは、自閉症患者さんのコミュニケーション能力を高めるのに役立つのではないかとされています。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。

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