アンチエイジングニュース

「風邪予防にネギ」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(387)

先日、風邪予防にネギを食べる福岡のチンパンジーが報道され、話題になりました(読売新聞1月13日号)。
福岡市動物園では、寒い冬を乗り切るため、4頭のチンパンジーに毎朝ネギを与えているというものです。

4年前から、毎冬1頭あたり1日3本ほどのネギを食べさせているということで、その効果はてきめんのようです。

昔から「ネギは風邪にいい」がよく知られていますが、富山大大学院医学薬学研究部の林利光教授らのマウスを使った研究により、ネギにはインフルエンザウィルスなどに対する免疫力強化をする働きがあることが明らかにされています。

また、ネギ類になどに多く含まれる硫化アリル(タマネギなどに含まれる刺激物質で、みじん切りにしたときに涙を出させる成分)が風邪の症状改善に役立つと言われています。
硫化アリルはネギの白い部分に多く、ほかにタマネギやニンニクなどにも含まれています。ただ、硫化アリルは熱に弱く、水に溶けやすいので、あまり加熱しすぎないほうがよいようです。
ですから、例えばお味噌汁ができ上がって最後にたっぷり刻んだ白ネギを入れるとよいようです。

また、ネギの緑色の部分には、カルシウムビタミンAビタミンCなどが多く含まれていますので、青ネギの栄養価も忘れてはいけません。
特にビタミンAは粘膜の形成に重要で、これが不足すると鼻やのどの粘膜が乾燥し、風邪のウイルスが進入しやすくなります。
また、ビタミンCは風邪ウイルスに対する抵抗力を高める働きもあります。
さらに、独特のニオイの元となっている「アリシン」という物質には強力な殺菌効果があり、摂取することによって、のどや口の中の風邪ウィルスの繁殖を抑えることができます。

立春も過ぎましたが、寒さはまだしばらく続きますので、ネギなどをうまく摂って、風邪を寄せ付けないようになさって下さい。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。

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