アンチエイジングニュース

「集中力を高めるには」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(376)

「かわいいもの」を見ると、集中力が高まることが明らかになりました。

すなわち、「かわいく感じる」ものを見た後に勉強すれば、成績が上がるかもしれないということです。

これは、広島大の入戸野宏准教授(認知心理生理学)らの研究グループが、米科学誌「プロス・ワン」のオンライン版で発表したものです。

論文タイトル:The Power of Kawaii: Viewing Cute Images Promotes a Careful Behavior and Narrows Attentional Focus

著者:Hiroshi Nittono, Michiko Fukushima, Akihiro Yano, Hiroki MoriyaHiroshi N 科学誌名:PLoSONE: Research Article, published 26 Sep 2012 10.1371/journal.pone.0046362

研究は130人の大学生を対象にしたもので、学生に子犬や子猫の写真7枚を1分半見せた後、おもちゃの小さな部品をピンセットでつまみ上げる作業をさせたそうです。

すると、写真を見た後では、見る前に比べて、つまみ上げることに成功する頻度は平均44%増加することが分かりました。

一方、可愛くなくなった成長した犬猫の写真を見せたグループでは、12%の上昇にとどまりました。

このほかに、10桁の数列の中から、指定の数字を抽出するテストを3分間行ったところ、可愛い子犬や子猫の写真を見たグループの正答率は16%上昇しました。

この時も、成長した犬猫の写真を見たグループはわずか1・4%増にとどまっていました。

以上の結果から、「『かわいい』という感情は、対象に接近して詳しく知ろうという機能があるため、細部に注意を集中し、作業の正確性を高める効果が出た」と考えられるそうです。

そして、「日常生活や仕事場でも、かわいいものを身の回りに置くことで、作業効率を上げることができる」とされています。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。

  • facebook Share
  • Tweet
  • LINE

この記事が気に入ったら「いいね!」しよう
最新記事をお届けします

カテゴリ一覧

  • アンチエイジングセミナー2017
  • アンチエイジング大賞
  • 管理栄養士監修 アンチエイジングレシピ集
  • アンチエイジングのヒント
  • アンチエイジング医療機関へ行こう!

よく読まれている記事

まだデータがありません。

医療機関のご紹介

テーマ別に対策を学ぶ