アンチエイジングニュース

「セロトニンを増やすには、1秒間に2歩のスピードで歩く」
――ハセ博士のヘルシー情報最前線(333)

歩いていると何となく元気が湧いてくる。そんな経験がきっとあると思います。

寺山修司さんの『書を捨てよ。町へ出よう』の言葉には、私も青春の頃の悩みから救われた思い出がありますが、今も何かクシャクシャしたことがあると、ただ早足で歩くことにしています。

さて、歩行など一定のリズムを繰り返す運動をしていると、脳内からはセロトニンという物質が放出されます。
セロトニンには、大脳を覚醒する効果がある一方、精神的に落ち着かせる効果もあり、冷静で的確な判断ができるようになります。

この歩き方にはコツがあります。
1秒に2歩、やや早足のこの歩き方が、アイデアを出すにはいいようです。
逆に、ただ座って坐禅をしている時も、セロトニンが出ることが確認されています。
これは丹田呼吸法と呼ばれる呼吸で、おへその下あたりがふくらむよう意識して呼吸するやり方です。

それ以外にも、セロトニンを増やすには朝起きて太陽の光を浴び、適度な運動とバランスの良い食事を摂るなども有効です。
太陽の光を浴びると、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌がストップし、代わりに脳の覚醒を促すセロトニンの分泌が活発化されるのです。
ですから、一日中部屋の中にいて引きこもりっていると、セロトニンとメラトニンの分泌のバランスが崩れ、不眠症になったり、うつ病になりやすくなったりしてしまうのです。

「朝日を浴びて起き、早足で散歩をし、その後は家で静かに座って深い呼吸をする生活」、このような生活が気分よく生きていく秘訣のようです。

ハセ博士=薬学博士。国立大薬学部や米国の州立大医学部などで研究や教官歴がある。

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